AI画像生成でビートルズのアルバムジャケットを生成してみた

技術の進歩というのはすごいもので、最近ではAIに文字列を与えるとそれを認識して画像を作ってくれるじゃないですか!
絵が苦手だなあ…と思って過ごしたこれまでの人生を覆すような技術の進歩といっても過言ではない。もう、パソコンに任せておけばいいのだから!

というわけで、AIで遊んでみましたよ。使ったのは「Artroom Stable Diffusion」というソフトで「Stable Diffusion」をGUIで実行できるようにしたもの。コマンドラインを打ち込まないで使えるのは助かる!

どんな画像を生成させてみようか迷ったんだけど、入力する文字列が英語なので「ビートルズの曲名・アルバム名」を入力してアルバムジャケットを作ってもらうことにした。
実際に入力するのは「Cover of album “~”.」という文である。どうやらAIに思い通りの画像を生成させるための「呪文」と呼ばれる文字列があるらしいのだけど、それはちょっとつまらないので、今回はAIに自由にやってもらおうと思う。

ビートルズに固有の文字列

生成する内に気がついたんだけど、ビートルズ関連でしか登場しないような文字列を与えると、やっぱり生成される画像もそれっぽくなる傾向がある。
例えば「Abbey Road」という文字列はビートルズのアルバム以外に関連する話題以外で使わないわけで、そこから生成される画像もそれっぽくなってしまう。

Abbey Road

Cover of album “Abbey Road”.

うわあ、みたことある!というか、服装や後ろに停まっている車までほぼ完璧に再現されてしまった。

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band

Cover of album “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”.

これもビートルズ以外の話に登場することのない「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のジャケットである。間違っている。
間違っているんだけど、この画像をぱっと見せられて「なんのアルバムのジャケットでしょう」と聞かれたら「サージェント」と答えざるを得ないだろう。

Yellow Submarine

Cover of album “Yellow Submarine”.

こちらは「Yellow Submarine」の生成結果。潜水艦の形と右上の若干ビートルズメンバーっぽいイラストでわかるだろうか。

A Hard Days Night

Cover of album “A Hard Days Night”.

これも映画のイメージっぽいんだけど、残念ながらメンバーが5人になってしまっている。あとなんか無闇に怖い。5回見たら死ぬ画像のようなたたずまいがある。

Let It Be

Cover of album “Let It Be”.

正解を出してくるかと思ったら突然こうなるのもAIのお茶目なところ。誰だよ。

と、ここまでは映画であったり、正しいアルバムジャケットがある文字列のみを使ってみたんだけど、今度は「正解がない」文字列を入れてみようと思う。

曲名からAIが想像するジャケット

All You Need Is Love

Cover of album “All You Need Is Love”.

謎の3人組が生成されてしまった。見た瞬間「やけに陽気になったTHE ALFEEか?」と思ったんだけど、その連想もなにか間違っている気がする。まあ、だいぶ仲は良さそうだ。

While My Guitar Gently Weeps

Cover of album “While My Guitar Gently Weeps”.

断言しても良いんだけど、こいつのギターは泣いていないだろう。

I’m Only Sleeping

Cover of album “I’m Only Sleeping”.

このブログのタイトルの原案となっている「I’m Only Sleeping」もAIにかかるとこんな感じに。叙情的ではあるんだけど、そういうことではない。

Lucy In the Sky With Diamonds

Cover of album “Lucy In the Sky With Diamonds”.

なんか急におしゃれ感出してくるじゃないか。ちょっとありそうだもんこのジャケット。サイケデリックな背景が曲調を表していて良いと思う。

この辺りでちょっと気になってきた、歌詞のワンフレーズをそのまま打ち込んでみたらどうなるのか…?

歌詞を打ち込んでみる

Lucy In the Sky With Diamondsの一節

先ほどおしゃれ感を醸し出した「Lucy In the Sky With Diamonds」から、

Cellophane flowers of yellow and green
Towering over your head

という一節を投入。「黄色や緑色のセロファンの花が、君の頭の上にそびえ立つ」みたいな意味合いだろうか。それっぽい!

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)の一節

牧歌的な曲調からは想像できない、「女の子の部屋に上がり込んだんだけど、そういうことにならなかった」という下世話な歌詞の「Norwegian Wood」の一節、

So I lit a fire
Isn’t it good, Norwegian wood?

「僕は火をつける、ノルウェイの木は素敵だね?」といったところだ。火事のフリー画像か?ってほどがっつり燃えている。

A Day In The Lifeの一節

これも名曲、「A Day In The Life」の一節、

Four thousand holes in Blackburn, Lancashire

「ランカシャー州のブラックバーンには4000もの穴がある」という、わりと写実っぽい?歌詞だったんだけど、謎の記念写真が生成されてしまった。というか4000の穴はどこへ?まあ、びっちり描かれても気持ち悪いからいいんだけどさ…

AIでいろいろと遊んでみたのだけど、まだなんだか底知れぬパワーを秘めている…気はしている。もうちょっといろいろと遊べそうだ。

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