少し前からAVIOTのワイヤレスイヤホン「TE-D01d」を使っている。フルワイヤレスイヤホンはこれまでに2つほど試したのだけど、どちらも若干の問題があり(接続性悪すぎ、遅延ありすぎ、ボタンが反応しない…etc)、その度に「やっぱりフルワイヤレスは人類には早すぎたんだ…」と思っていたのだけど、TE-D01dは一週間ほど使ってみて不満がほぼない。優秀!
正直、フルワイヤレスイヤホンその他、外で使う音響機器に大切なのは持ち運びの簡単さと接続性の高さだと思う。日常の使いやすさこそが、そのイヤホンがカバンの中に定位置を占めることができるかどうかを決めると思う。
TE-D01dは接続性の安定性が非常に良い。Pixel3 XLと接続して使っているのだけど、新宿駅、秋葉原駅という過酷な通信環境で使ってみても2分に1回くらい一瞬不通になる…くらいの接続性能である。Bluetooth機器をわりと出始めから使っていたので「成長したなあ…」と涙ぐみたくなるほどである。
以前使っていたワイヤレスイヤホンへの不満として、「充電持ちの悪さ」があった。ちょっとした遠出で1時間くらいならなんとか大丈夫なのだけど、2時間を超えるとへたる。ケースに入れると充電ができるのだけど、充電の残りが3段階表示しかなくわかりづらい…通勤中に充電切れ、帰宅時はイヤホンなし…というようなことが多発していた。
その点TE-D01dはイヤホン単体で9時間という驚異的な充電持ち。しかもケース充電も合わせると100時間分になるらしい。これに関してもなんらかのコメントをしたいのだけど、購入してから充電切れを起こしていないのでなんとも言えない。なんだよ快適かよ…
音質に関しては、どこかのバンドの人が褒めていたとか褒めていなかったとか、そんな話を見聞きしたりしたのだけど、こればっかりは好みの問題だからなんとも言えない気がする。
とりあえず僕の感想としてはクセがなくていいなあといったところだろうか。極端な低音・高音の強調がないので男性ボーカルでも女性ボーカルでも、弾き語りからロックな音源、はたまたYouTubeで動画を見るのにもイヤホンの個性が邪魔にならない。これはすごく大事なことだ。
さて、唯一不満があったのが「耳の穴に合わない」問題だ。一時間くらいの短時間なら問題ないのだけど、長時間付けていると耳の中で存在感を出してくるのだ。
付属してきたイヤホンチップも一番小さな物に変更したのだけど、それでも異物感が拭えなかったのでイヤホンチップを交換することにした。
前から少し気になっていた、COMPLYのえらく柔らかいイヤホンチップを購入。サイズは500番がちょうど良くはまってくれる。
イヤホンチップを柔らかい物に変更したところ、異物感が完全に解消されて完全に「快適」になった。途切れない無線接続、変に味付けされていない音、付けてるか付けていないかわからないほどの装着感…あまりに違和感がなくて、音楽が聞こえてくるのが不思議に感じるほどである。
正直なところ、大好きなSENNHEISERがフルワイヤレスイヤホンを出してきていて「これは買わなきゃいけないぞ…」と思っていたのだけど、お値段3分の1くらいのTE-D01dで大満足してしまった。ちょっと寂しいけれど、良い買い物をしましたよ…