Nothing Phone (1)を購入してからというもの、外でスマホを取り出す際に「ふふん」という気持ちを持っているのだけど、周囲にガジェット好きがいないので、なんとも寂しい気分になっています。どうもこんばんは。
職場を異動してからというもの、唯一のガジェット好きとも離れてしまったので、もう誰も周囲にNothing Phoneのことを知る人はいないのだった…
基本的にNothing Phone (1)のクオリティーには満足をしているのだけど、さすがにいくつか不満点はあった。
たとえば購入してすぐのレビューで「メインカメラと超広角カメラの色味が違う!」とレビューしたし、Bluetoothイヤホンの接続がうまく行かない事象も起こっていた。
しかしさすがNothing、対応が早く、Nothing OS 1.1.4へのアップデートにて不具合がいくつか改善されている。
カメラ間の色味が修正された
まずひとつ目の「メインカメラと超広角カメラの色味違いすぎ問題」である。そもそもセンサーも違うし、f値も違うレンズだ、写り込んでいる物も違うのだから、ある程度はホワイトバランスが違っていて然るべき…なんだけど、あまりにも違いすぎやしないか?という画像が撮れてしまっていた。
ちなみに上の比較写真を撮影した際の印象としては、メインカメラで撮影した青みがかった方の写真の方が雰囲気近かったと思う。天気悪かったんですよ…
で、Nothing OS 1.1.4に更新してからの2枚。色再現がかなり改善されているのが見て取れると思う。
空の色が完璧に同じではないけれど、厳密に言えば前述したとおり「ある程度は違って然るべき」なのである。このくらいは許容範囲だと思う。
作例もう一枚。これくらい色味が変わらなければ、広角で撮る楽しさが、色味の違いを乗り越えてくれる。広角での撮影を躊躇しなくて良いと思える。
コンピュテーショナルフォトグラフィありきのスマホが多い中で、ありのままの色味の画像を撮影できるのは非常に好感が持てる部分だと思う。
最近のAndroidに流行りの、画面下の方にウォーターマークを入れられる機能もアプデで搭載されました。しかしまあ、この機能っていつ使うんですかね。たしか、Leicaとパートナーシップを結びはじめたHUAWEIあたりが始めた…と記憶しているんだけど。
せめてウォーターマーク付けた状態と付けてない状態のどちらも保存してくれるならばよかったんだけど。後から写真を見返した時にノイズじゃない?
細かいところではBluetoothの接続性が上がった気がする
他にあった細かい不満点としては、Bluetoothイヤホンの接続がうまくいかない…というのがあった。
メインのイヤホンとしてNobleの「FALCON ANC」を使っているのだけど、イヤホンをケースから出してすぐにイヤホンに接続ができず、一旦Bluetoothの設定画面から明示的に「FALCON ANC」を選択してやっと接続ができる…という事案が発生していた。最終的に接続できるので致命的でないとはいえ、ちょっとめんどくさかった。
しかし、Nothing OS 1.1.4においてはそちらも修正。イヤホンをケースから取り出した段階でスマートフォンと接続が完了するようになった。
あと、個別のイヤホンとの相性問題が発生することはたまに起こるけれど、ジムだったり運動用に使っているShokzの「OPENRUN PRO」に関しても接続した途端にエラーが発生していたのだけど、こちらもOSの更新で接続できるようになった。よかった。
アップデートで直るというのは大事なこと
OSアップデートでスマホに感じていた違和感というのがきっちり取り除かれることとなった。
今回の2点においては「最初から…」と思わなくもないのだけど、キャリアスマホと違ってOSアップデートが半年に1回しか来ない…みたいな状況が発生しないので、ガジェット好きとしては非常におもしろい。ちゃんとソフトウェアアップデートされるんだもの!
Pixel 7の発表もあったけど、どうやら「カメラのアップデート」くらいしか特筆すべきことがなさそうなので、今年は完全にスルーして良いだろう。Nothing Phone (1)とはそれなりに長い間の付き合いになりそうだなあ。