スタジオ地図 シネマティックオーケストラ2022 に行ってきた

スタジオ地図が大好きなんですよ。ええ。
「時をかける少女」がテレビで放映される前の予告CMで奥華子の「ガーネット」を聞いて「なんだこのすごい曲は!」と、細田守と奥華子のファンになった中学生以来ずっとその動向を追ってきている。
調べてみたところ、「時をかける少女」のテレビ放映は2007年の夏のことだ。15年前!

そして今回は「竜とそばかすの姫」公開1周年を記念した「スタジオ地図 シネマティックオーケストラ2022」に行ってきた。
オーケストラってたぶん学生時代に行事で聴かされて以来なので、自発的に聴くのは初めての体験だ。
東京フィルハーモニー交響楽団って、僕でも名前を聞いたことがあるんだからとんでもない知名度なのだと思う。

そして今回はスタジオ地図作品の音楽をオーケストラで聴く…のに加えて、奥華子の2年8ヶ月ぶりのライブ参加という、これまた一大事でもあるのだ。
数ヶ月前に活動を再開した奥華子が約3年ぶりにリアルイベントで歌う!これはまあ、見に行かないわけにはいかないよね。

さらにもう一人のゲストボーカルにアン・サリーも参加。
「おおかみこどもの雨と雪」のエンディング曲である「おかあさんの唄」だったり、僕の好きなゲームランキングトップ5には入ってくる「レイトン教授と最後の時間旅行」のエンディング「時間旅行」を歌っていたりする、こちらも思い入れがあるシンガーの方である。

オーケストラってすごいんだ

小学校中学校と音楽の授業でたまにはクラシック音楽というのを聴いてきた。その授業の中で感じていたこといえば「よくわからん…」である。
だって、曲名が「ます」なんですもの。ますって、あの富山県名物の鱒の寿司の「ます」ですか!?そんな状況で聴いているから、無限の眠気が襲ってきてしまう。小中学校時代、授業中に居眠りをしてしまったのは音楽の授業だけだ。

そして毎回感想を書かされるわけだけど、背景も何もしらない音楽を聴いて感想を書けと言われても困ってしまう。
「ます」に関する感想…あまりにも書けないから、隣に座っていた吹奏楽部所属の優等生、かつ文化レベルの高い女子の感想を読ませてもらったところ「この楽器の音が流れる川を表していて…」あまりにしっかりした感想文で感心しきりだった記憶がある。
これがクラシックとかオーケストラに関する思い出のほとんどだ。文化レベルって大事。

まあ、そんな僕であっても近年ビートルズのカバーをやっている「1966カルテット」あたりをたまに聴くようになって、クラシック音楽を楽しむ方法がわかってきた。頭の中にある知識だったり曲への親しみだったりがある状態なら、クラシックはおもしろい。ある程度の教養が必要なのだ!!!いきなり聴いたってわからんのよ!!!

話を今回のコンサートに戻すと、聴いたことのある曲を、目の前ですごい技術で演奏している!というのがわかるので、オーケストラのすごさをわかりやすく肌で感じることができた。
そしてステージ上のスクリーンには映画の名場面が流されている。これならわかる、オーケストラすごい!

奥華子 復活!

オーケストラの演奏に人生で初めて感動しつつ、いよいよ「時をかける少女」の楽曲が演奏されるセクションへ。
時かけ以外の楽曲はスクリーンに流れる映像と合わさることで記憶が蘇る感じがあったんだけど、時かけに関しては何も見なくても記憶がどんどんと蘇ってくる。全体的には爽やかな作品なんだけど、劇中曲だけ聞くと結構不穏なんだよなあ…

そしてステージに奥華子登場。
ファン歴もそれなりに長く、ライブもいくつか参加してきて、これまでに見たことがないレベルで緊張している様子が感じ取れた。
でもそれでもさすがの歌唱力で「変わらないもの」を歌う姿を見て、涙が止まらなかった。オーケストラをバックに歌う姿は本当に待ちわびた復活だったし、「時をかける少女」と共に見届けられて良かったと思う。

その後コンサートの主題でもある「竜とそばかすの姫」の楽曲の演奏があり(「U」をオーケストラが演奏すると本当にすごい。これだけでも観に行った価値があると思う)、アンコールで「ガーネット」も聴くことができて、充実した2時間と少しを過ごすことができた。


ともすると、自分の好きなジャンル、自分の好きなコンテンツだけで過ごせてしまうほどにいろいろな娯楽を享受できるけれど、自分の守備範囲から半歩でも外に出てみると、これはこれで圧倒されるような世界が広がっていたな…というのが今回のコンサートの感想になるだろうか。
大好きな映画、大好きなシンガーと、あまり詳しくないクラシック・オーケストラというジャンルの掛け合わせは本当に素晴らしかった。
また機会があれば参加してみたいなあ。

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