こじらせ女子を巡って北条なんちゃれさんと言う人が有料で文章を…みたいな話が一部界隈で盛り上がってるらしいけど、正直そんなのどうでもいいのです。
構わなければ勝手に収まるよきっと。
そんな殺伐・不毛なネットバトルの様相を呈してきた「こじらせ女子」界隈だけど、そこに舞い降りた素晴らしきマンガ「木根さんの1人でキネマ」はおそらく正統なこじらせ女子なのである。
映画好きをこじらせた木根さんの孤独な戦い
映画好きというのは往々にしてめんどくさいことになりがちである。と書くと映画好きの人から怒られそうだけど、めんどくさい映画好きとめんどくさい映画談義をしている時というのは本当に楽しい時間なのだ。
そんな映画談義に花を咲かせる映画友達を求めるも、いろいろあってこじらせちゃったなーという3X歳そろそろアラフォーな「木根さん」が今作の主人公。
好きな映画のジャンルが「スプラッタ」「ホラー」「ドンパチもの」という3点セット。そして休日の度に映画を観てブログを書く*1…これはこじらせの臭いがするぜ…
ネタバレを絶対に阻止する
ネタバレ、それは楽しみにしている映画をぶち壊しかねないイベント。
映画の話をするときに相手がネタバレが大丈夫な人だとすごく安心できる。
じゃあ、木根さんはどうなのかといったら、そりゃもちろんネタバレ絶対拒否。
「スター・ウォーズ」のネタバレがテレビで流れそうになれば、スタントマン並みのファインプレーで電源を切りにいく。それが木根さんのジャスティス。
ネットでわかってもらえない
「ターミネーター3」が良かったと書き込めば「2の方がよかったですよ」とクソリプされる。
なんで人間というのはこうも悲しい生き物なのかね。
相手をマウントしないと生きていけないのかね!
しかし、そんなクソリプにも事を荒立てぬように対応する木根さん。大人である*2。
しかし、そんな木根さんの大人の対応にもネットにはびこるマウントが…
これ以上はネタバレになるので自重しよう。
木根さん、擬態しない方がいいんじゃないかな
マンガの世界だけでなく、世のオタクな女性というのはどうも社会の中で「擬態」しているという報告が多数聞かれる*3。
木根さんも日常生活ではキャリアウーマンに擬態して生活している*4。
ちなみにこの表紙で描かれているのは擬態前の木根さんである。
そして僕はこの木根さんのキャラクターがとても好きなのである。
最高だと思うのである。
いやー、いいね、こじらせ女子。
僕は木根さんと映画の趣味が合わなさそうなので、映画談義に花を咲かせることは難しいかもしれないけれど、でもね、ジブリのあの感じが好きじゃないのは一緒だよ!
映画好き、こじらせ女子好きの方、あとお尻好きの方*5には是非とも。
http://www.younganimal-densi.com/ttop?id=41のサイトで試し読みもできるよ!