前回の記事ではジン兄貴に着目して書いたので、今回は全体を通して書いてみる。
※この先ネタバレあり!
黒の組織、スパイ多すぎ問題が加速
あの方とナンバー2のラム、そしてジン・ウォッカ・ベルモット・キャンティ・コルンの7人が、現時点で生存している黒の組織のレギュラー構成員と呼べると思う*1。
それに対して他の組織からの潜入者は生存しているだけで本堂瑛海(キール)・赤井秀一(ライ)・降谷零(バーボン)の3人が確認されていた。
今回の映画ではさらに描かれただけでさらに3人のスパイがいたことが判明。
まあ、今回判明した3人は始末できたからいいけど、少なくとも6人のスパイが同時期に潜入していたことになる。
さすがに緩すぎないか黒の組織!
アクションシーンに力が入っている
近年のコナン映画の傾向としてアクションシーンの強化があると思うのだけど、今回は格闘シーンがかなりクローズアップされていたという印象がある。
格闘シーンといっても、蘭姉ちゃんは関係ないというのがかなり新鮮。
格闘シーンは安室透・赤井秀一のファーストガンダムコンビで行われたのだけど、その場所が観覧車の上という。身体能力がバケモノ過ぎる!
ちなみに赤井秀一がしっかり截拳道らしき動きをしているのはさすがだなあと。やっぱり世良真純の兄である。
あと、安室透が「そのライフルは飾りですか!?」と言っていたのは、絶対に狙って言ったんだと思う*2。
気がつくとニヤリとできるポイントであった。
いざという時の備えはしっかりしよう
映画のクライマックス、黒の組織に破壊されて転がり出した大観覧車、その先には人がたくさんいる水族館が!という緊迫したシーン。
水族館のスタッフも「イルカショーのステージに逃げて下さい!」と必死の誘導!
…映画を観た人ならわかるとおり、観覧車の転がり出しの位置と水族館を結んだ先にイルカショーのステージはある。
実際に転がってくる観覧車はまっすぐにイルカショーステージに突っ込んでいる。
最終的にはコナンとキュラソーのがんばりによって観覧車が止まったからよかったものの、大惨事は免れないところであった。
観覧車は基本的にまっすぐしか転がらないはずなのだから、横に向かって逃げるべきなのである。
まあ、さすがに「転がってくる観覧車から客を避難させる方法」なんてマニュアルにも書かれていないだろうからスタッフを責めるのは酷かもしれないけれど。
そういえばあの水族館にいた魚とかその他動物は全滅してしまったんだろうなあ…
20作目なのだから世良ちゃんに登場してほしかった
ほら、せっかく赤井秀一が登場したのだから、世良真純が登場してもよかったんじゃないかなと。
「異次元の狙撃手」でだいぶ大々的に取り上げられたから、今回はおやすみだったんだろうか…
そんな個人的な嗜好で感想記事を締めたいと思う。
あ、そういえば今回のOPというか、登場人物紹介の「名探偵コナンメインテーマ」のギター、めっちゃ良くなかった?