カルチャーメディアの「CINRA.NET」で連載中の、「美術のトラちゃん」が2023年9月19日書籍化!めでたい!
…といってどれくらいの人に伝わるのかわからないけれど、今Webで連載しているマンガ連載の中で一番楽しみにしていると言っても過言ではない。
「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」をこじらせてトラになってしまった親子が、現代美術を紹介する…という内容の連載である。
たとえば現代美術の始まりとされるマルセル・デュシャンの解説だったり…
オノ・ヨーコのアーティストとしての側面を紹介したりと、読んでいるだけで現代美術がなんとなくわかったような気がする、そんな素晴らしい連載なのです。
現代美術って「お金持ちがムダに高い金を払って購入しているやつ。知らんけど」くらいのイメージがあるけれど、「美術のトラちゃん」を読むとなんとなくそのバックグラウンドが見えてきます。
かくいう自分だって、芸術の素養があるわけでもなんでもなく、中学の美術の成績は「3」だったし、高校では美術を選択すらしなかったタイプの人間です。
美術館はわりと好きだけど。
そんな自分でも、「パピヨン本田」というめちゃくちゃにわかりやすい美術教師を通してみることで、おもしろい展示を見つけることができたりするわけです。視点が増えた!
巨大ピンク猫を見に行く…飯川雄大『デコレーターズクラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく』ちなみにパピヨン本田さんは他にもSNSに「パピヨンと本田」「美術のビジュえもん」といったマンガも掲載しています。美術ネタが多いのだけど、よくぞここまで密度を高くネタを詰め込めるものだなあと関心している。コロコロコミックかよ。
どうやら電子版は出ないかしばらく後からの発売になるようなので、書籍版を予約しました。連載初期から追ってるのでめちゃくちゃ嬉しいです。皆様も是非に。
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