「笑い男」ってそういう感じで扱っていいんだ

攻殻機動隊は「STAND ALONE COMPLEX」しかちゃんと視聴していないのだけど、この作品に登場する「笑い男」が最初の事件を起こしたのが、2024年2月1日だったらしい。
鉄腕アトムは2003年生まれだし、2012年がドラえもんの誕生年だったりと(後に2112年に変更)、近未来を描いた作品に登場する年号が現実に飲み込まれていくというのは、なかなかに感慨深いものがある。

というわけで、公式が「笑い男」のマークを押しだしてきています。
作品のビジュアルとかに被せるのは作中で起きた事件を彷彿とさせて、よいプロモーションだなあと。
作中でもこのマークがネットミームになって、あちこちに氾濫するという描写が見られたし。

でも、社長に笑い男マークを被せるのはなんか「おふざけ」感があってちょっとげんなりしてしまった。
「STAND ALONE COMPLEX」って、もうちょっとシリアスだったというか、もう少し重たいテーマを扱っていたと思っているんだけど…

こういうふざけ方をみると、どうしても「金曜ロードショーでラピュタの放送時にバルスを推し始めた日テレ」「キノコタケノコ戦争を煽り始めた明治」あたりを思い出して、素直に楽しめなくなってしまう。
それに加えてこれは少なくとも作品の訴えようとしていることとは、まったく違った方向へのおふざけに見えてならない。
ふざけるって難しいですね。

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