ソフトバンク回線を使った大容量レンタルSIMサービス、Nomad SIMを契約してみて1週間ばかり経った。
現在はモバイルルーターにNomad SIMを挿して利用しているのだけど、なかなかいい感じで使うことができている。ということでちょっとしたレビューを書いてみたいと思う。
- 100GBという安心感
- 簡単にスタートできる
- 安定した高速通信
少し不安になるけど、簡単に利用開始
最初に大容量レンタルSIMの存在を知ったのはこちらの記事から。
参考 ソフトバンク回線を使った100GB超の大容量レンタルSIMサービスを軽く比較してみたorefolder.net
この記事で紹介されている中から自分の使い方に最適と思われるNomad SIMを選択。どの業者も全体的に00年代のネットを思わせるサイトだったりするのが謎である。
Nomad SIMでは月々3600円で100GBの通信ができる。すげえ。
サイトでSIMの送り先、請求先クレジットカード番号もろもろの登録を済ませて利用開始。あまりにも登録が簡素に終わるので若干ドキドキする。騙されてるんじゃ…?一瞬思ったけど、登録してから2日ほどでSIMカードが到着した。
入っているのは納品書、APN設定が書かれた紙、SIMとNomad SIMのロゴステッカーである。なぜにステッカー…?
モバイルルーターは別で買ってこよう
業者によってはモバイルルーターも一緒にレンタル…ということもできるのだけど、そういったサービスだと契約を止めた段階でルーターの返却という面倒くさい作業が発生してしまう。
好みのルーターを使いたい人はAmazonあたりでモバイルルーターを手に入れると良い。そうすれば今後他のSIMを契約しても使えるし…
僕が購入したのは、FUJISOFTの「FS030W」である。少し古い機種だけど、大きさと電池持ちの良さが決め手となった。1日持ち運んでも35%くらいはバッテリーが残る。
モバイルルーターを選んでいると「通信速度◯◯Mbps」などのスペックが宣伝されているけれど、正直モバイル回線で使う分にはオーバースペックだと思う。最高の通信環境でも50Mbps出るか出ないかなんじゃ…
実際に使ってみよう
そんなわけで実際に使ってみた感想なのだけど…思ったよりもかなり快適だ。
実はNomad SIMの前にmineoのau回線でモバイルルーターを運用していたのだけど、人が少しでも多い場所での通信速度はかなり絶望的であった。
昼時の電車の中でネット記事を開こうと思ったら、通信速度が遅すぎて画像が読み込めないことも多々あった。深夜などは動画を見ても大丈夫な程度には調子良かったけど、オンタイムでは正直言って「常に通信制限」といったところだった。まあ、MVNOだからある程度仕方ない部分はあるのだけど。
Nomad SIMに関しては「レンタル」ではあるものの、ソフトバンクのメイン回線を使うことができるからか、通信速度はなかなかのものである。
fast.comでの簡易的な測定だが、前述の昼時の電車内で1.5Mbpsくらいは平均してクリア。YouTubeの最高画質は少し厳しいが、モバイル端末で見る分には十分だ。
住宅街であれば夕方でも4Mbpsくらいは安定して出る。Netflixで動画を観ても十分な速度だ。
さすがに100GBもあれば通信制限とは無縁の生活だ。毎日3GBを使ってもまだ余裕があるのだ。それでこの通信速度なら万々歳である。
100GBもあると夢が膨らみますね
そんなわけでNomad SIMを使っている限りは、外出先だからといってインターネットの利用を制限する必要がほとんどなくなってしまった。
パソコンで毎日何時間も使えば100GBを使い切ることもあるだろうけど、今のところは大丈夫だろう。
100GBもあると、本当にいろいろな使い方ができる。
外でも動画見放題なのは本当に楽しい。YouTube musicと組み合わせればスマホの中に音楽データがなくても、実質自由に音楽を聴くことができる。Netflix、Amazon Prime Videoも、ほぼ制限なく利用できる。電子書籍のダウンロードだって遠慮することはない。
旅行先でカメラで撮影した画像をスマホに取り込めばその場でバックアップ、共有なんて使い方もできる。Google Photoと連携させれば、無制限のストレージを手に入れたようなものだ。
…とまあ、100GBというのは、色々夢が膨らむ数字である。
半年くらいしたら「100GBじゃ足りない…」なんて体になっているかもしれないが、まあそれまではNomad SIMにお世話になろうかと思う。