前にGoogleが「あとで読む」サービスに参入しようとしてるのではないか…という記事を書いた。
そしてその舌の根も乾かぬうちに、また似たようなサービスが産声を上げた!
それがこのSpacesである。
「Spaces」というこのサービス、なんなのかと言えば「少人数向けSNS」であるとか「メッセンジャーアプリ」という区分になるのだろう。
Google+とハングアウトとかぶっている気がするこのサービス。絶対に長続きしないんだろうなーとか思っているのだけど、その一方でかなりの期待をしている。
目次
- d=”共有検索に特化している”>共有・検索に特化している
- d=”投稿が流れていかないという強み”>投稿が流れていかないという強みSpacesが今までのメッセンジャーアプリとは明らかに一線を画すと思われるのは、「投稿がただ流れていくものではない」という一点である。多くのメッセンジャーアプリはなにかのコンテンツを共有したら、それに対するコメントが流れてくる。するとコンテンツはどんどんと流されていってしまう。しかしSpacesではコンテンツの下にコメントがぶら下がるという形式である。チャットルーム*2の中にコンテンツという新しい部屋ができていくのを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。そしてそのコンテンツをGoogleの検索技術でさかのぼれる。メッセンジャーアプリと言われているけど、実はEvernoteあたりをコミュニケーション側に簡素化したようなものなんじゃないかと思う。たぶん流行らないんだろうなあ
- d=”投稿が流れていかないという強み”>投稿が流れていかないという強み
d=”共有検索に特化している”>共有・検索に特化している
「今さら新しいメッセンジャーアプリなんて」と思う人が多いと思う。(世界的に見れば)Facebook MessengerとWhatsAppの独壇場になりつつあるメッセンジャーアプリ業界。そこにGoogleがまたも無謀にも殴り込んできた…という感じ。
Spacesを使う際のキーワードは「共有」と「検索」だ。
共有が簡単
Spacesはメッセンジャーアプリではある。しかし、他愛のないトークをするというよりも、なにか読んでみてほしい・見てほしいものを伝える・置いておく場所として有用である。
たとえばYouTubeの動画、気になった記事、Twitterのつぶやき…そういうものを共有ボタンからSpacesに送信することで簡単に共有できる。
そしてコンテンツにコメントを残していく…というのが基本的な使い方である。
それじゃあ普通のメッセンジャーアプリと違わないじゃないかって?
検索で過去へとさかのぼる
従来のメッセンジャーアプリを使っていてこんなことはないだろうか?
「この前行こうって言ってたお店、どこだったっけ」
『えーっと、前にリンク貼ったからさかのぼってみるよ…』
「たしか○○のお店だったよね」
(さかのぼっているため返信なし)
過去に話をしたこと、サイトへのリンク…これを見つけるには「さかのぼる」しかなかったのだ。前に送ったリンクを探すために延々とスマホの画面をスクロールし続け、見つけたと思えば行き過ぎ…
しかしSpacesではそんな心配はない。心強い検索マークが右上に鎮座しているのだ!
これで数日前に気になったお店を思い出すために延々とスクロールをする必要はなくなった!
ここで日本で人気の某緑色のメッセンジャーアプリを使っている人からは「検索とかこっちでもできるわ」というツッコミが入るかもしれないけれど、Googleはその一歩上を行く。
なんと、共有したリンク先に書かれていることも検索できるのだ!
実際の画面で説明しよう。
現在僕の作ったSpaceには、ブログネタに関連するこの3本の記事が保存されている。
上の2つはSpacesに関する記事。下はまあ、記事にするかどうかはわからないけど、すげえなと思った記事である*1。
一番下の記事のみ、他とはまったく違う内容なのだけど、タイトルに含まれる単語はもちろんのこと、タイトルに含まれない単語でもこの記事を検索することができるのだ!
例えば「マサチューセッツ」でもOK。
「腫瘍」でもOK。
素敵な笑顔である。
ただ、記事に含まれるすべての単語で検索が可能なわけではなく、どうやら記事の初めの数段落のみが対応しているらしい。全文検索できるようになったらかなり便利だと思うのだけど。
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d=”投稿が流れていかないという強み”>投稿が流れていかないという強み
Spacesが今までのメッセンジャーアプリとは明らかに一線を画すと思われるのは、「投稿がただ流れていくものではない」という一点である。
多くのメッセンジャーアプリはなにかのコンテンツを共有したら、それに対するコメントが流れてくる。するとコンテンツはどんどんと流されていってしまう。
しかしSpacesではコンテンツの下にコメントがぶら下がるという形式である。チャットルーム*2の中にコンテンツという新しい部屋ができていくのを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。
そしてそのコンテンツをGoogleの検索技術でさかのぼれる。メッセンジャーアプリと言われているけど、実はEvernoteあたりをコミュニケーション側に簡素化したようなものなんじゃないかと思う。
たぶん流行らないんだろうなあ
現在のところ周りで使っている人が1人もいないので、あとで読む的に使うことにしているのだけど、Chromeで拡張機能なんかも出ているし、その使い方はその使い方でなかなか便利である。
しかし、これが一世を風靡するというか、みんなが使ってるサービスになるというのがどうしても頭の中に思い描けない。
Googleのサービスにありがちな、便利そうで、使ってみたらおもしろそうで、だけど周りにやってる人がいない…といういつものやつな感じがしてならないのである。
どうせIngressユーザーしか使わないんだよ!
Spaces – 情報整理と活動 – Google Play の Android アプリ
みんな、そんなSpacesを愛してやって下さい!