なんで「Firefly」なんですかねえ。
はい、Adobeの画像生成AIが日本語対応しました。画像生成AIがブームになってもう半年くらい経つけれど、結構便利なんですよね。まだFireflyに関しては商用利用は現状不可だけど、2023年中にはOKになるらしいので、その点はかなり強いですよ。
現状Fireflyで使用できるのは…
- テキストから画像生成
- 生成塗りつぶし
- テキスト効果
- 生成再配色
こちら4つである。どれもなかなか楽しく使える。なによりブラウザ上で動いてくれるので、なんならスマホでも十二分に使えるというのは本当にすごい。
今回はいろいろと遊びやすい「テキストから画像生成」と「テキスト効果」を試してみた。
ちょっと時代を感じる「テキストから画像生成」
現状はこれが一番使用頻度が高いんじゃないかと思う。テキストを理解して画像を作る機能。競合もたくさんいるんだけど「権利的に大丈夫な画像を生成してくれる」というのはFireflyにだいぶアドバンテージがありそう。
今回は「パソコンに文字を打ち込み、画像を生成する人」というお題で描いてもらった。
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/24574be3f06749527e811b3716de75b9.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
なんだか微妙に時代を感じさせる画像が生成された。でも、AIが苦手な指の描写も、まあじっと見なければ大丈夫な気がする。下着のシャツ見えちゃってるけど。
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/218de86b-b8a9-4c9c-99cf-18d33682df7b.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
ちなみにこちらは「Bing Image Creator」で同じ条件を指定した場合である。まあ、言いたいことはわかるんだけどね。それは何語?
ちなみに完全にフィーリングで「広大な草原に牛たくさん。隣には野球場がある」と指示したところ、
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/17f6e6d5c8eb973ef4db83d072a8d88f.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
こんな画像を生成できた。なかなかやりますね。
ちょっとキモいぞ「テキスト効果」
意外と使えるかも?と思ったら結構気持ち悪い画像ができあがってしまうのが「テキスト効果」というセクションである。
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/9443cf6b2699f366976d4a3d1f64f5eb.png?resize=880%2C334&ssl=1)
まあ、百聞は一見にしかずということで「大恐竜展」という文字を「恐竜」っぽくしてもらった。博物館の特別展の大事にでも使ってほしいなって。え、怖い。日本語だからこうなるのか?と思って英語で試してみると…
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/7afa77b88898dd620e0dadc958126c08.png?resize=880%2C241&ssl=1)
はい、アルファベットでもちょっとキモかったです。生命っぽいからダメなのかしら。
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/ef5f3c7db81cd582b9e758c89b0bd104.png?resize=880%2C191&ssl=1)
ああ、ダメだった。「花火」で装飾してもらったんだけど、こっちはこっちでなんかゾワゾワする…
![](https://i0.wp.com/tadanemuinda.com/wp-content/uploads/2023/07/4c7fe5742e8fc26813ae03256bdf0382.png?resize=880%2C446&ssl=1)
こちらは「海」で装飾してもらった結果。はい、潔く諦めましょうね。
まだ実用には苦しいと思うけれども
見てきた中でなんとなく思う。これ、実用には厳しいよね…まあ、Beta版ですからね。
なんだか微妙な側面ばっかり強調してしまったけど、商用可能になるということ、画像を出力する速度がそれなりに早いというのは、アドバンテージとしてはたらくと思う。
あとは「AIで作りました!」感のある、若干の気持ち悪さを乗り越えてしまえば、デザイナーの仕事が変わってくる代物に…なる…はず…