楽天モバイルに乗り換える時は、スマホの対応バンドを確認しよう

たぶん、ガジェット好きなら誰しも「楽天モバイル、おもしろそうだな」と思ったことが一度はあるんじゃないかと思う。
MVNOからMNOへ。docomo・au・SoftBankの三つ巴に風穴を開けるかもしれない、そんな高揚感はそう何度も味わえる物ではないだろう。
さらにRakuten UN-LIMITプランは1年間無料である。

乗るしかない、このビッグウェーブに。
というわけでこれまで使っていたnuroモバイルから楽天モバイルに乗り換えをしたんだけど、そこには大きな落とし穴があったのだ…

注意
今回の出来事は全て筆者の不注意が招いたことです。楽天モバイル固有の問題というわけではありません。

対応バンドを確認してから乗り換えよう!

なにを当たり前のことを。という見出しであるが、これ本当に大事。
乗り換えの数日前に、FREETELが在庫一斉処分でXperia 1を格安で販売していたので飛びついた。SoftBankエディションをSIMロック解除したものだ。
ちなみにnuroモバイルのdocomo回線ではなんの問題もなく使用可能。

楽天モバイルのショップで動作確認。状態は良好。

Xperia 1は楽天モバイルの動作確認外の端末だったため、ショップに持ち込んだところテストSIMを使っての動作確認をすることになった。
結果はAPN設定を追加することで問題なく通信可能。通話もネットも極めて良好という結果になった。そのままSIM乗り換えを決行。

手続きはスムーズだし、ごちゃごちゃしたオプションもなし。大手キャリアでの機種変更と比べれば半分以下の時間で手続き終了となった。

ショップを出て数分で異変発生

異変が発生したのはショップを出て3分ほど歩いた頃だ。モバイルネットワークに接続不可に表示。電話もネットも完全に不通になってしまった。

SIMの指し直しなど一通りの思いつく対応をしてみるも復活の兆しゼロ。
そこでふと思いだした、このXperia 1は元々SoftBankエディションではなかったか。

2020年5月現在、楽天モバイルの自社回線開通エリアは都市部に集中している。それ以外のエリアはauの回線を使っての通信を行うことで賄っている。
つまり一部の限られた地域を除いては、現状au回線と同一の扱いだ。

というわけで、モバイルWi-Fiを使ってSoftBankエディションの仕様を確認してみると…きれいにauのプラチナバンドであるBand 18を受信できない…
さらに他のバンドにおいてもSoftBankが提供する周波数帯と被っているため、動作保証はない…
楽天モバイルが提供する予定のBand 3には対応していたから、Xperia 1を使うためには楽天の基地局がドカンドカン増えるのを待たないといけないんですね…

なぜショップでは受信できたのか

ショップでの動作確認では問題なく使えたのは、おそらくショップ内にテスト用の低出力基地局を配置していたからではないかと思われる。
ショップ内では楽天モバイルの回線(Band 3)で通信、ところがショップを離れたらその電波は届かず、かといってauの電波は非対応。ということでXperia 1は沈黙を余儀なくされてしまった…というのが辻褄が合うだろうか。

ちなみに、冒頭にも書いてあるけどこれは楽天モバイルの問題ではなく、バンドの確認という初歩の初歩の工程を怠った僕の責任である。

今回の解決策としてSIMフリーのGalaxy S10を追加で買いました。Xperia 1はNetflix見るのにでも使おうかな…うん。デジカメとしても使えるし…うん。

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