ついに来たぞ、X-Pro3

富士フイルムの趣味カメラX-Pro3、ついに発売になりましたね。実は発売日当日に手に入れてたんです。さすがに2回払いで…だってこのカメラ、どう考えても最高じゃないか。

何故か仕事が休みになる度に大雨が降ってしまう巡りの悪さに悲しい顔をしつつ、雨が止んでから真っ暗になるまでの一時間が初陣ということになった。使用レンズは久しぶりに「XF23mmF2 R WR」だ。通り雨対策とX-Pro3の特徴のひとつであるOVFの視野角と近いため登板と相成った。

ちなみに画像はあとから色の調節をしていない。ほぼ撮って出しである。

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Classic Neg.とカラークロームブルー

今回から採用となったフィルムシミュレーションの「Classic Neg.」はやっぱり気になる。これまでにもネガフィルム系のPro Neg.があったがかなりソフトな描写であった。対するClassic Neg.は硬調だ。

そこに青の濃度を持ち上げる「カラークロームブルー」を入れることで深い青と雲のハッキリとした描写がされていると思う。

ただの変なカメラではない

背面液晶をなくしたという、ある種「変なカメラ」としての側面がどうしてもクローズアップされてしまうのだけど、独自の色再現はもちろん、AF速度や描写力というところは確実にアップデートされている。かなり日が傾いてからの撮影だったもののAFに迷いがなく、操作上のストレスはほとんど感じられなかった。

背面液晶のない変なカメラは、使ってみたら「背面液晶を見なくても使えるカメラ」なのだった。ただ、その分しっかりと考えて撮影する必要がある。設定によっては今撮った写真がまったく白飛びしていてもわからないのだ。

ある程度写真を撮ってきて、なんとなくの写真の基本がわかってきた!という状態で使わないと、たぶんカメラが嫌いになると思う。まあ、初めてのカメラとして買う人は限りなく少ないと思うけど。

OVFとEVF

X-Proシリーズの特徴であるOVFは使っていて楽しい。使っているレンズの視野角より広い状態であれば「カメラをあとどのくらい動かすと邪魔な物が写り込む」というのが明確にわかって、構図を調整するのに便利だ。

逆に広角レンズだとOVFの視野角を越えてしまうし、倍率の高いレンズではブライトフレームが米粒のようになってしまい、構図もへったくれもなくなるだろう。素直にEVFに切り替えよう。

EVFに関しても「あ、きれいになってる!」とすぐにわかるレベルで進化している。動きが滑らかだし、色味に関してもあとから確認したときとの乖離が少なくなっている印象を受けた。

もはや言い訳ができない

X-Pro3一時間弱使ってみて「これでもう言い訳できないな」という感想を持った。だって、カメラがここまで来ちゃったんだもん。これでクオリティ低い写真しか撮れないんだったら撮影者の問題じゃん!

暗所でもばっちりAFが聞いて、防塵・防滴もあって、撮って出しでこれだけしっかりと色が出る。これ以上なにを望むことがあるだろうか。

さて、今度はどこへ行きましょうかね。

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