前回の記事にいただいたコメント。
大宅健一郎に続く新たな架空の記者が出てきました、王山覚なんていう
サイゾー発、書いた記事は一つのみ
ということで、またもサイゾーがSTAP騒動についてなんだかいろいろやっているらしい。なのでぶった切る。
前回と前々回の記事はこちらから。
このふたつの記事をタブで開きながらこの記事を読んでもらうとわかりやすいかもしれない。
どんな記事なのか読んでみた
検索してみるとこちらの記事がヒットした。
http://tocana.jp/2016/06/post_9901_entry.html
今回は「トカナ」というサイトの記事。このサイトのスローガンは「知的好奇心の扉」だそうだ。
ほとんどと言っていいほど話題にならなかったのは、たぶんBusiness Journalなどという大仰な名前がついていないからだろう。
サイトデザインにはフリーメイソン的なピラミッドに目が着いたマークなどが使われている。
見ただけで「トンデモサイトだな」思える親切設計。たちがいいんだか悪いんだか。
あらすじ
ざっと要約してみると、
アメリカのハーバード大学の付属病院が、STAP細胞に関する特許出願を世界各地で継続している
そして
ドイツのハイデルベルク大学の研究グループが、小保方氏と異なる条件下で実験を行ったところ、STAP細胞ができたという
この2点を軸に
こうして利益と栄誉はアメリカと欧州の間で、山分けになる結果になりそうだ。
と記事を締めくくっている。
なんだか既視感がある記事だ
これはハーバード大学が特許を…という話を読んで思い出されるのが
この記事である。
前にぶった切った上田眞実氏の記事である。
そして、2点目の「STAP細胞ができた」という論拠に使っている論文は「Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes」というもの。
これは
この大宅健一郎氏の記事に出てくる論文と同じである。
前に書いたとおり、この論文はSTAP現象を確認したという論文ではない。むしろ否定した論文である。
この記事はワードサラダ以下だ
どうも見ていると、この記事は上田眞実氏と大宅健一郎氏の質が高いとは言いがたい記事を足して二で割ったような記事なのである。
言ってしまえばただの焼き増し・コピーキャットだ。意図的に嘘をついているからワードサラダよりたちが悪い。
それぞれの2点に関しての反論は以前の記事に書いたのでここでは省略するが、まったくもって科学を無視しようとした記事であると言うことだけは強く述べておきたい。
筆者の「王山覚」という人物は他の媒体どころかトカナでも記事を書いていない。
おそらく可能性が高いと思うし、なんなら上田眞実・大宅健一郎・王山覚の3名は同一人物じゃないかとすら思えてくる。
トカナってどういうメディアなのか
ブログにコメントをいただくまで「トカナ」というメディアをまったく知らなかったのだけど、調べてみるとやっぱりサイゾーの別働隊である。
2013年に立ち上がったらしく、同じくサイゾーの別働隊であるBusiness Journalに誘導記事が出ていた。
Tocanaの基本テーマは「知的好奇心を満たす」です。
世の中にはまだまだ知らない不思議なことがたくさんあります。 Tocanaでは、そうした不思議なニュースや発見を科学的な妥当性だけを重 視する一辺倒な報道ではなく、知的好奇心を刺激することを目的として記事を配信します。
原文ママなのだけど、なんで「重 視」と半角スペースが入っているのかはこの際どうでもいい。
問題なのは「知的好奇心」を刺激するために「科学的な妥当性を重視」しないと堂々と述べていることである。
この言葉の下にUFOとかUMAの話をしているだけなら、その有害性はそこまで大きなものにはならないだろう。
しかし、「科学的な妥当性」を重視せずにSTAP問題を語るのは不可能である。
科学の土俵で不正を働き、お涙ちょうだい方面に流れ、最終的にはどこかの尼さんと対談してもはやスピリチュアル方面に逃げている。
そんなSTAP騒動を科学的な妥当性抜きで語るなどと言うのははっきり言っておかしい。
「取材をして裏付けを取り、事実を報道する」ことが、「報道の原則」であるならば、もはやサイゾーは「報道」を行う会社ではなくなったと結論せざるを得ない。
コメント欄に地獄を見た
…とここまで書いて、元記事のコメント欄を見たところ、いい感じに香ばしいので一部抜粋
以下、テレビ、マスコミに洗脳さすられた
ざんね(原文ママ)な人達のコメントでしたwwww
阿保な工作員が来たwwwwww
この手のコメントは無視・削除するに限るのだけど、これを放置するのがサイゾーなのだろう。とほほ。
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