我が家にある最新のゲームハードは初代のDSで、たぶんこれ以上増えることはないだろうなーなんて思ってたら数年ぶりに真剣に購入を検討するものが!
ついにニンテンドー2DSが日本で1万円を切る価格で発売決定、初代ポケモン付き – GIGAZINE
2年ほど前に2DSが海外で発売される!という話があったときにものすごく期待してたけど、結局の所発売されなくて悲しい思いをしていたのだけど、ついについに2DSが日本でも発売されるようです。やったね!
断捨離が行われている
ニンテンドー2DSは3D表示なしで、3DSのように折りたたむ形状ではなく本体がモノラルスピーカーになっている
ほほう
2画面ありますが、3DSと違って液晶自体は1枚であり、不要な部分をカバーで覆うことで2画面に見せています
名前の通り3D表示を捨て、今時モノラルスピーカー、ゲームボーイアドバンスSP以来採用されてきた折りたたみ機構を捨てる、実は1画面…
いやはや、1万円を切るため?にものすごい攻めの姿勢。
3DSなんかと比べるとあれもこれもない廉価版…という感じがするけど、これで問題ないのも事実。だって楽しくゲームするには十分じゃない。
3DSの3D機能を常に使っている人は周囲にほぼいないし、むしろいたずらで3Dのスライダーを上げると怒られる。
本体スピーカーがモノラルでも、大人はイヤホン使うだろうし。子供でも本体スピーカーから音を出しながら遊んでいる人は皆無。
折りたたみ機構だって最近のスマートフォン事情を考えれば別に必要なし。傷が付く?そんなこと気にしてるやつはタッチできないじゃん。
携帯型ゲーム機に高級感は必要か?
1998年にAppleが作ったときには社会現象といえるほど大絶賛されたスケルトンボディー。時は経ち21世紀、スケルトンなプラスチックは「安っぽい」と言われがち。
そんな「安っぽい」スケルトンボディーを全面に押し出してきた2DS、さすが廉価版!という感じの外観だけど、1998年当時、スケルトンボディーはコンピューター好きに絶賛され、社会現象にまでなったわけです。思い返せば文房具とかもスケルトンだった。
その興奮は「透明で中身が見える!」というのが大きな理由。
機械の中が見えるという興奮。それがスケルトンボディーに感じるロマン。
高級感とか質感とか、すごくどうでもいい。僕らがゲームに求めていたものはロマンだ!
正直、最近の携帯ゲーム機は高すぎる。1つやりたいゲームがあったとして、本体2万円、ソフトが5000円。高すぎる。子供がお小遣いを貯めて買う…なんてことを想定してないだろうこの値段。
ゲームに高級感はいらない。みんなで遊んだという共有体験と、ソフトに対する感動さえあればいい。
ノスタルジックでなにが悪い
同梱しているソフトは初代のポケモン。721匹にまでふくれあがっているというのに151匹。
しかも特性も卵も、道具を持たせるという概念さえない、初代ポケモン。
狙っているのは確実に「携帯ゲームから離れつつある人々」に他ならない。
個人的な話をすれば、ゲームと言えばほぼIngressに収束しつつある今日この頃。同世代はスマホのガチャに夢中。
中学生になれば相当のゲーム好きでもなければDS派とPSP派に分かれる携帯ゲームの思い出。多くの同世代が共通のゲームを遊んだ記憶はやっぱり「ポケモン」であり「ニンテンドー」なのだ。
任天堂とDeNAの提携が発表されたのは今年の3月。それから続報を聞かない気がするけど、ゲームにとって限りなく最悪の提携に感じられる。親しまれてきたニンテンドーのキャラクターがガチャに入れられるという悪夢。
スマホに奪われたらゲームユーザーを取り戻したかったら、その答えは初代ポケモンとチープなスケルトンプラスチック・2DSである。