スマホはNothing Phone (2a)を使い、イヤホンはNothing Earを使い…と着々とNothingのプロダクトばっかり使い始めているんだけど、ここに来てNothingのサブブランド「CMF」から出ているCMF Watch Pro 2を購入してみた。
ちなみにCMFは「Colors, Materials, and Finishes」の略らしい。色・材質・仕上げにこだわっているというところだろうか。
CMF製品の特筆すべきは、値段が手頃なところだ。なんと11,000円!廉価で有名なXiaomiと同じくらいの感覚で、Nothingのデザインを使えると思ったらかなり嬉しいところだ。スマートウォッチに興味がある人は全員買うべし!
…とまあ、完全に褒めちぎっているのだけど、さすがに11,000円で全てが最高!というわけにはいかない。数日使った上でのレビューを書いておこうと思う。まあ、デメリットを含めても買うべきだ!とは思うんだけどね。
CMF Watch Pro2のいいところ
用意されている盤面がとにかくかっこいい
まずはここに尽きるんだけど、使ってて正直テンション上がります。だって、こんな盤面見たことあります?
一瞬見ただけでは一瞬わかりにくいんだけど、デザインの意味がわかるとなるほど!と思いたくなるような盤面が大量に用意されている。
これまでにそれなりの数のスマートウォッチを使ってきたなかで、スマートウォッチの盤面にはどれだけの情報を詰め込めるが肝だと思っていたんだけど、このデザインで考えが変わりました。かっこよさも必要です。
機能に不足なし、アップデートも順調
運動や睡眠の記録は結構精度が高い。
特に睡眠に関しては以前使っていたアプリではただじっとしている時間を睡眠に計上してしまっていたのに対して、CMF Watch Pro2に関しては驚くほど正確に記録してくれる。
また、スマホとの連携は「CMF Watch」という専用アプリを介して行われるのだけど、このアプリが結構ちゃんとしている。
わりと感動したのが、リリース直後のレビュー記事には「Google Fitとの連携ができない」という記述があったにもかかわらず、現在では連携ができるようになっているという部分だ。
この辺りにNothingの技術とユーザーのニーズに応えようとする姿勢が現れているんじゃないかと思う。
ちなみに、睡眠や運動に関してのユーザーへの提案は非常に少ない。積極的にアドバイスを求めたい人には物足りないかもしれないが、スマートウォッチを付け忘れることがある自分からすると、完全でないデータでアドバイスされるよりいいんじゃないかと思っている。
CMF Watch Pro2のイマイチなところ
GPSが弱い
一応GPS機能を内蔵しているのだけど、位置情報を取得するのに結構時間がかかる。
ウォーキングだったり運動を記録しようとすると、位置情報を取得してから記録を開始する…というのが一般的だと思うんだけど、それまでに時間がかかってしまうので位置情報の取得をスキップすることもしばしばある。
少し時間が経てば位置情報を補足してくれるんだけど、この辺りにこだわる人にはちょっと厳しいポイントかもしれない。
バッテリー持ちはそこまでよくない
公式サイト上では「最大11日間のバッテリー寿命」との記載があるのだけど、それはあくまで「最大」の話である。
心拍数などのヘルストラッキング機能や、スマホの通知をウォッチに飛ばす、常時表示などのスマートウォッチ的な機能をオンにしてフル活用すると、1日30%くらいはバッテリーが減るかな?というイメージだ。
まあ、1泊の旅行くらいであれば充電コードを持っていく必要もないだろう。といったところ。
タイマー機能を使っている間、他の機能を使えない
上記の2つのウィークポイントに関しては、そこまで不満に感じてはいないのだけど、これはちょっとアップデートでなんとかしてほしいな、と思っている点だ。
時計なのでカウントダウンタイマーの機能があるのだけど、カウントダウンをしている間、最初の盤面に戻す…ということができないのだ。現在時刻は表示できるのだけど日付やその他の情報をチェックすることができない。他の機能を使おうと思うと、タイマーを終了しなくてはならないのだ。
これはちょっとビックリした。
まあ、スマートウォッチを使っている時って近くにスマホがあるから、そっちでタイマーかければいいんだけど…ここはなんとかアップデートで…
エントリークラスとしては最高のスマートウォッチ
ポツポツと不満な点はあるのだけど、それでも11,000円でこのデザインのスマートウォッチを手に入れることができるのは、控えめにいって最高だと思う。
アップデートもちょこちょこと行われているようだし、ぜひとも使ってみてほしいな。