学生時代に受けた適職診断の結果が机の片隅から発掘された。僕に向いている職業は1位芸術家、2位哲学者、3位宇宙飛行士らしい。これは「あなたは社会不適合者ですよ」と遠回しに、いや、結構直接的に言われている様な気がする。
どう考えても浮世離れしているというか、フワフワしすぎじゃないですかね。あと、たぶんどれも就活サービスに載ってないと思うんだけど…
しかしまあ、我が身を振り返ってみると芸術家も哲学者も宇宙飛行士も、どれも向いていない気がする。
芸術に関しては基本的にセンスがない。美術とか音楽とか、そちらの方面に才能を示したことが一度でもあっただろうか。哲学に関してはいくつか本を読んでみたけど、どうもちんぷんかんぷんになってしまう。ウィトゲンシュタインとか、國分功一郎とか、頑張って読んではみたものの…そのうち再挑戦はしてみたい。宇宙飛行士に関しては、絶望的に向いていないだろう。うっかりしがちな性格だし、体力もなければ、語学力もない…
そもそも、芸術家も哲学者も宇宙飛行士も、大学まで平々凡々に過ごしていざ就職活動するか…と思ったときから志して、果たして間に合うものなんだろうか。美大とか行かなくて大丈夫?
就職して数年が経った今、適職診断を受けたらどうなるのだろう。学生時代の自分が気がついていなかった自分のことが今になってわかるかもしれない。
そんなわけで4つほど適職診断をやってみたのだけど、どうにも結果がまとまらない。あっちの診断では「伝統に重きを置く」と言われ、こっちの診断では「常に新しいことに挑戦する」と言われている。「人の悩みに深く共感」する反面「感情の起伏が少なく、威圧感を与える」こともある。私はどうやらそう言う人間らしいです。
適職に関してもIT系の仕事を勧められ、クリエイティブ系の仕事を勧められ、またも芸術家を勧められ…
自分という人間がちゃらんぽらんなのか、適職診断が適当なのか、はたまたどちらもおかしいのか。判断が難しいところである。