楽天モバイル×mineoのデータプランで、20GBでアンダー2000円のモバイル環境を実現した

昨年5月の初めに楽天モバイルを契約して、早くも1年が経とうとしている。
この1年間使ってみた感想としては「ネット上に溢れているネガティブな意見ほど使えないわけではないけど、これ1本で生活しようとは思わない」と言ったところだろうか。ネットで見るような「すぐに圏外になる」という事態には今のところ遭遇していない。
だけどインフラとしてこれを1本でいいか?というと、それは…うーん…といったところだ。

そして契約から1年が経つということは、1年間使用料無料キャンペーンが終わってしまうということになる。月に20GBちょいの通信容量を使う自分としては、来月からは月額3,278円(税込)がかかることとなる。
まあ、それでもかなりお安いと思うのだけど、せっかくデュアルSIM環境があるのだから「楽天よりさらに安定した回線でさらに安く使う」ということを考えた。

注意
この使い方は、デュアルSIMのスマートフォンを使っている+対応バンドがしっかり確保できている場合にのみ有効です。

パッと思いつく対応できそうな端末はSIMフリー版のXperiaとPixelシリーズ(eSIM対応のもの)くらいです。試す場合は自己責任で!

格安SIMのデータプランは20GBで2,000円を割っている

そこで目を付けたのがMVNOである。以前のMVNOは10GB以下のプランなら安価だけど、大容量通信をするとなるとそこそこ高価、場合によっては割高では…?という感じだった。
しかし最近のMVNOは「日本通信合理的20GBプラン」を皮切りに様々な大容量プランを展開してきている。

そんな中で今回はmineoのシングルプラン20GB(データ通信のみ)を契約してみた。月額が1,925円(税込)とまさかのアンダー2000円。回線はもちろんdocomo・au・SoftBankから選択可能だ。
今回は通信が安定することを願ってdocomo回線を選択した。やっぱりね、どうしても安定感はdocomoになるよね。

僕はSIMフリー版のXperia 1 IIを使用しているので、楽天回線もdocomo回線も利用可能なのだけど、使っているスマートフォンによっては対応バンドをしっかり確認しておかないと泣きを見ます。
おそらくau回線を選択しておけば現状楽天モバイルで運用できている端末(≒auローミングができる対応バンドを持っている端末)であれば、端末の選択肢はかなり広がると思うのだけど、その辺りは各自お調べください。

なんでmineoなのか

以前に契約をしていたことがあるというのが大きいのだけど、データ通信のみの20GBプランが存在することで競合するキャリアより若干安くなる…という点が決め手だろうか。
他にはIIJmioとかも候補ではあったんだけど、ほら…あそこはえらい人が…

あと、現状使ってはいないのだけど、+200円ほどでdocomoエリアの5Gを使えるようになるというのも、若干のロマンがあるじゃないですか。
mineoの回線状況で5Gに接続したところで大きく変わるのか?とも思うけれど、そこそこの速度が出るというレビューもチラホラとあります。ほんの少しの期待を込めてmineoに決定。

ざっと料金計算

楽天モバイルのUN-LIMIT Ⅵとmineoのシングルプラン20GBを使用した場合の料金は次のようになる。

21GBまで23GBまで40GBまで40GB以上
¥1,925¥3,003¥4,103¥5,203
20GBまではmineoで通信。それ以降は楽天モバイルを使用した場合。金額はいずれも税込

楽天モバイルは楽天リンクを使っての通話に関しては、モバイルデータを使用するため通話料がかからないため、この場合料金は「モバイルデータ通信量」のみに依存することとなる。
細かく見ていくと、21GBまでは2,000円を割り込む価格、21GBから23GBを使用であれば、楽天モバイルのみで通信するよりもギリギリ低価格となる。しかし23GBを越えると今度は楽天モバイルのみ使用の場合より1,000円近く割高に…

消費データ量を横軸に、金額を縦軸にプロットするとこんなイメージになる。
必ずしも正確なグラフではないのだけど、月に3GB以上23GB未満のデータ通信をする人にとっては、楽天モバイルとmineoを組み合わせて使うと若干安くなる、そして通信の安定感が増す!はず!!!

それで実際どうなのよ

実際に数日間使ってみたのだけど、意外とちゃんと通信できている。平日の昼間、大都会のオフィス街…ならいざ知らず。自分が生活している環境においては、お昼12時くらいの混雑時間帯には多少の速度低下はあるものの、下がって3Mbpsくらいまでという状態だ。
テザリングをしたり、高画質の動画を見たい…と思わなければ、そこそこちゃんと生きていけるレベルの通信速度は確保できている。そしてさすがのdocomo回線、地下でも屋内でもちゃんと通信ができている。

まあ、通信費安くできる!という結果ではあるけれど、正直なところほとんど誤差のレベルだし、だいたいのスマートフォンにおいて、デュアルSIMはSDカードと排他的であるし、そもそも2つのキャリアを跨いで通信することに快感を覚える人は少ないだろう。
楽天モバイルにプラチナバンドが割り当てられるまでの、お遊びの域ではあるのだけど、そこそこ快適な通信環境をアンダー2,000円で手に入れられると思うので興味のある方は自己責任でやってみると良いのではないでしょうか。

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