一年前に新進Nothingのear(1)に関して、「デザインは最強だけど音質やノイキャンに不満あり、割り切って使うべし」とのレビューを書いた。
初めてイヤホンをデザインで選んでみた -Nothing ear(1)-そしてついにear(2)が登場したのだけど、どこかで「次作で大きく脱皮することは難しいんだろうな…」と思っていたのだけど、Nothingはその予想を超えてきました。
もう「デザインで選んだ」ではなく「総合点で選んだ。特にデザインは最高」と評価できるイヤホンに進化しておりました。
デザインは前作と大きく変わらず
デザインは前回のear(1)を踏襲しており、いきなり路線変更!といったことはない。
若干ケースが小さくなったり、LEDインジケーターの色が変わったり…といった変化はあるものの、大筋が変化したわけではない。ear(1)の時点で完成していたということですかね。
デザイン絡みで少し嬉しいのは、ear(1)ではケースの底面もツヤツヤとしたプラスチックだったのだけど、ear(2)の底面は一部に樹脂素材が使われているため、斜めになっている台においても滑り落ちないところだろうか。いい感じ。
音質はかなり改善された
ear(1)では「まあ、そのくらいかな」という、ちょっと音が薄いというか、カメラ用語でいうと「眠い」感じの音質だったのだけど、ear(2)ではかなりはっきりした音色になった。
音ははっきりしているけど誇張された感じがなく、非常にピュアな印象。
管理アプリのNothing Xでイコライザを選んだり、自分の耳に合わせて音質をいじることもできるので、好みの音に合わせていくことができるんじゃないかと。
操作感
操作感に関しても改善が。ear(1)ではステムをスワイプすることで操作していたのだけど、ear(2)ではステムの横をつまむ形式に。誤動作が減ってかなり操作しやすい。
もちろん、ペアリングの快適さなどear(1)でも強みだった部分は欠かさずに受け継がれている。こんなに快適にペアリングできるワイヤレスイヤホンは、ちょっと他メーカーではお目にかかったことがないかも。
オススメのイヤホン聞かれたら、これを勧めるかも
そんなわけで、新生ear(2)の紹介でした。
完全ワイヤレスイヤホンのオススメを聞かれたら、わりとファーストチョイスに出てくるかも…というくらいには気に入って使っています。
先代イヤホンを出してから1年、会社として3台目のイヤホンにしてこの完成度というのは、かなり驚異的。
Nothing、やっぱり目が離せない。