2年10ヶ月ぶりに「どうぶつの森」へと降り立つ

ふと思い立って、ここ最近まったく起動していなかった「あつまれ どうぶつの森」を起動してみた。
発売されたのが2020年だったらしい。発売されてすぐに購入した覚えがある。ダウンロード版のゲームって本当に影が薄いので、忘れようと思えばいつまででも忘れられるね。

起動させてゲームを始めると、異様に長いロード時間が始まった。おそらく数年ぶりのプレイだから島の様子も大層変わっているのだろう。起動していない間にアップデートとかもあっただろうし。
DS版の「おいでよ どうぶつの森」も小学生とか中学生の頃にプレイしていたので「さぞや荒れ果てた島になっているのだろうな…」と思ったんだけど、意外とそんなこともなく、最後にプレイしたときと変わっていない島に降り立つこととなった。最近のゲームはペナルティーが少なくて助かるなあ。

雑草を抜いて環境整備をはじめると、やがて島民と出くわした。
話しかけてみると「2年10ヶ月ぶりですね!」という会話が発生した。2022年3月くらいからプレイしていなかったことになる。

うっすらとしか残っていない記憶を辿ると、私生活において結構ショックなことがあったあたりだ。さすがに2年を経て、もはやどうでもいいことになりつつあるのだけど、どうぶつの森を触っていると、その当時のことを思い出して若干心がざらついた。逆箱庭セラピーである。

しかし、2年10ヶ月ぶりであっても、島民達は自分を暖かく迎え入れてくれる。
ゲームの設定の中で主人公は「島民代表」というそれなりの役職を与えられている。島が発展するにあたって重要なファクターになっている、というかNPCの島民達は基本的に島の発展にはなんら寄与しないので、島の発展を一手に担っていたわけで、そんな人間がなにも言わずに3年近く音信不通となっていたのだ。
普通だったら恨み言のひとつやふたつ言われても仕方ないだろう。だけど島民達は「心配してましたよ」「おかえりなさい」と暖かい声をかけてくれるのだ。

「親友」というものの定義として「数年ぶりに会話をしても、それ以前と同じようにやり取りができる相手」というのを聞いたことがある。
そう考えれば彼ら島民達は「親友」であると言っても過言ではないのかもしれない。

次にいつ島に降り立つかはわからないけれど、彼らはまた暖かく声をかけてくれるだろうか。

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