改名してみたい

ここしばらく「改名」という行為に興味がわいている。インターネットで使うハンドルネームではない。本名の話。

インターネットで本名を出さないのはどうやら平成一桁台生まれの人々の特徴らしい。ゲームなりSNSなり、アカウントというのを作成する度に、足りない頭をひねって新しい名前を考えてきたものだ。
そうやって色々な名前を使っているからだろうか、段々自分の名前に愛着が湧かなく無くなってきてしまった。

「親にもらった名前になんてことを」と言う向きもあろうが、親にもらおうがもらうまいが愛着が湧かないものはしょうがない。
由来を尋ねてみたときも、「なんか姓名判断で良かったから」と言われた覚えがある。じゃあ、いっそ改名してもそんなに問題はなかろう。姓名判断なんて爪の先ほども信じていないし。

どうせなら名字も名前も新しいものに変えて生活してみたらおもしろそうだ。一般的に結婚をしたら強制的に片方の名字を変更することが強いられるのだ。それで社会が成り立っているのだから、別に結婚と関係なしに名字を変更したってそんなに困らないんじゃないだろうか。
さらに言ってしまえば、名字を変えても困らないのであれば、名前を変えても大きな問題が発生するとは思えない。前半が変わるか後半が変わるか、ただそれだけの問題ではないか。

様々な手続きを考えると億劫な感じがするのだけど、繰り返すようだが結婚をしたらどちらか片方がこの手続きを強いられるのだ。世の既婚者の半数がやっている手続きだ。僕でもなんとかできる…はずである。

そもそも生まれてすぐに名付けられた名前を、その後60年も使わなくてはいけないというのが不思議な話だ。武士には幼名なる制度もあったそうだし、現代でできない道理はないだろう。

改名したら、一体どんな名前にしようか。できるだけ画数の少ない字がいいだろう。名前を書く機会というのは案外多いものだ。その度に複雑な漢字を書く労力というのは、生涯を通じて考えればなかなか重たいのではないだろうか。
そう考えると「一二三」という名字はかなり理想的な気がする。3文字だけど書くのは簡単だ。名前は「一」とかいて「はじめ」あたりでいかがだろうか。

実際に文字にしてみるとこんな感じだ。なかなかインパクトのある字面じゃないか。よくよく眺めてみると、なんかなろう系小説に出てきそうだ。改名するならこれだな。

ちなみに、実際の改名には家庭裁判所の許可が必要らしい。道のりはなかなか厳しい。

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