SIGMA 16mm F1.4 DC DN Xマウントがキレッキレだったという話

数年前から「富士フイルムのXマウントにもSIGMAとかTAMRONのサードパーティーレンズが出ないかなー」と思っていたのだけど、2021年にはTAMRONが、そして2022年に入ってSIGMAが参入してきてテンションが大幅に上がったのも束の間、両社ともに絞りリングを搭載していないじゃないですか!これは見送りだ!!!
…と思っていたんだけど、あの、買っちゃいました、SIGMA 16mm F1.4 DC DN…

どうして絞りリングショックを乗り越えたかというと、富士フイルムの公式YouTubeチャンネルに上がっているこの対談がきっかけ。
この中で絞りリングがない理由も語られているのだけど、まあ、その理由はなんとなく予想の通り。

直接絞りリングの話がされている部分でなく、会話の端々からにじみ出す「ああ、この人達、本当にカメラが好きなんだ!」という情熱がね…財布の紐を緩めたよね。
でも、SIGMAのレンズの価格って、ハードルを越えやすい価格なんだよね…

カリッと描写されるSIGMAっぽさ

というわけで実写してきました。

広角レンズを手にすると、とりあえず上を向いてみたくなるんだけど、なかなかにカリッとした描写ができる。AF速度もまったくもって問題なし。

さすがにアップできないけれど、元ファイルでは葉の1枚までしっかりと形がわかる写りに。

窓から差し込む明かりもちゃんとキャッチしてくれて、15時頃の雰囲気が出ていると思う。

東京国立博物館での1枚。開放1.4なので広角レンズだけど、背景もしっかりボケる。

SIGMAだ!というレンズ

過去にSIGMAのDP1 Merrilというカメラを使っていて、扱いは難しいけれど解像度最強という非常に尖った性能だったのだけど、なんだかそれを思い出すレンズである。
確かに「絞りリングがない」というウィークポイントはあるので、他のレンズとまったく同じ操作感…というわけにはいかないのだけど、やっぱり使っていておもしろいレンズだ。
さて、次は何を撮りに行きましょうかね。

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