気象庁のサイトを使えば、自由研究が簡単にできるはず

ネット上のジョークに

明日の日本について本気で考えているのは気象庁だけ

というのがある。
まあ、実際にはそんなことはないのだろうけれど、気象庁のサイトの充実度を見るとなるほどと思うところもあるのだ。

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データをCSVでダウンロードできる

嬉しいことに過去の気象データをExcelその他表計算ソフトで使用可能な形式でダウンロードできる。

www.data.jma.go.jp

このページから気象台のある地点を選び、調べたい項目と期間を設定するだけでデータをダウンロードできるという親切設計。
Excelでデータを少し編集してグラフを作れば自由研究にがすいすい進む!はず!

ということで、実際にやってみた。

実際に気象庁のデータを使ってみる


日本の夏は本当に暑くなっているか?

「昔の夏はこんなに暑くなかった…」なんて言葉をよく聞くけれど、それは本当なのか調べてみようと思う。

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夏場の気温データをダウンロードする

まずはどの地点の気温データをダウンロードするか決める。
とりあえず東京・青森・山口と、本州の端と都会を選んでみた。

気象台によってはできた時期が違うので、古いデータが存在しなかったりもする。また取っているデータが違う場合もあるので要注意。
また気象台がどういう場所にあるのかということも気にしたい。気温は周りの地形なんかによっても変わってくるし。

続いては項目について。
今回の目的には月ごとの気温の平均値が適当なのでこんな感じの設定でいいんじゃないかな。

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続いては期間の設定。
ここで「特定の期間を複数年分、表示する」という便利すぎるオプションがあるので使用。
夏場と言うことで6月から8月の3ヶ月間を50年分という期間にする。

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設定が完了したら「CSVファイルをダウンロード」というボタンを押せば目的のデータがダウンロードできる。

データを整理する

おそらくダウンロードしたデータをそのままグラフにしても仕方ないので、要らない情報を削除していく。

まず品質情報・均質番号というのは今回直接関係しないので行ごと削除。
平均気温の行のみを残す。
さらに1965年のデータは山口の気象台にないので削除してしまってもいいだろう。

ちなみにこの段階でグラフを作成するとだいぶ残念なグラフになる

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ということで、いろいろ編集を加える。
そもそも6月と8月が繰り返されるグラフというのは変なので、年ごとの平均にする。

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これでこれでだいぶ落ち着いたけれど、東京と山口がわかりづらいので各地点を別のグラフにする。

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これでだいぶわかりやすいグラフが完成した。

近似曲線を入れる

近似曲線というのはいろいろあるのだけど、今回はとりあえず線形近似というので傾向を調べてみる。

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どうやら東京・青森・山口の全地点の6月から8月の平均気温は若干ではあるものの上がりつつあるらしい。

ここからさらに他のデータも参照していけば自由研究が完成すると思う。

まとめ

小学生ならこれくらいのグラフがあれば十分に自由研究としては成り立つだろうし、中学生だったらその原因まで考えてみてもいいだろうし。
いろいろやってみたけれど、再利用可能な形式でデータを公表してくれるというのは本当にありがたいことですなあ。

この記事で使用したイラストは「いらすとや」さんからお借りしました
いらすとや

今回の記事に使用したデータは、気象庁が公開しているものです。

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