この記事にはネタバレはありません!
いろいろと話題の映画「アイアムアヒーロー」(I Am a Hero)を観てきた。
『アイアムアヒーロー』のポスタービジュアルも解禁!#アイアムアヒーロー #ZQN pic.twitter.com/RNYOzGWUoS
— 映画『アイアムアヒーロー』 (@iamaheromovie) 2015年12月25日
総合評価
★★★★☆
あらすじ
主人公のうだつの上がらない漫画家・鈴木英雄。仕事も恋人とも関係もうまく行かない。
しかし、謎の感染症により平凡な日常が崩壊していく…
謎の感染病による日常の崩壊を描いた作品であり、ゾンビものである(作中ではZQNと呼称)。
タイトルには「・」が入らないのが正式らしい。
d=”いちゃつくカップルオブザデッドな威力の映画”>いちゃつくカップルオブザデッドな威力の映画
いきなり映画本編とは何の関係もない話から入るのだけど、前の席に座ってたカップルがいちゃついてたのだよね。
席の選択間違えたなーと思っていたのだけど、アイアムアヒーローに関してはその心配は杞憂だった。
清々しいまでのスプラッタ描写
ゾンビ映画といえばスプラッタ。そのスプラッタ描写が清々しいまでにリアル!
僕はスプラッタ映画が苦手、というかそもそもあまり観ないのだけど、目を見開くというよりも若干半目で観たくなるような描写目白押し。
バリバリスプラッタな映画の前に、カップルのいちゃつきなど無力!
いちゃつくカップルオブザデッド!!!
予告編が予告になっていないぞ
YouTubeに予告編が出ているのだけど、のほほんとした予告編を観てなんとなく映画館に足を運ぶと度肝を抜かれると思う。
予告編はちゃんと予告をしてほしいものである。
スプラッタ苦手な人には厳しいかも
R15+*1のレーティングの通り、かなりアレなシーンがいくつも出てくるので「スプラッタはちょっと…」という人には敷居が高いと思う。
こんなもんじゃないゾンビ描写だった
逆にスプラッタ大好き!と言う人には、邦画でこんなに本気でスプラッタしているというのを楽しめるんじゃないかな。
テレビじゃ放送できない!と思うから、劇場に観にいったほうがいいと思う。
d=”原作の再現度が高い”>原作の再現度が高い
原作を読んでいたので若干心配だったのだけど、しっかりと原作を踏襲した作品だなあと感じた。
大泉洋、似てないと思ったのだけど
キャストが発表されたときから、主人公・鈴木英雄と大泉洋のイメージが被らないというか、似てないなーと思っていた。
やっぱり映像でも似てはいない。野暮ったさが足りないなーと思ったのだけど、ストーリーが進むにつれて違和感が薄れていった。
ファンの人には怒られるかも知れないけれど、大泉洋から普通の人感が出ているのだよね。
一般人がヒーローになる…というストーリーからいって、例えばものすごい男前が鈴木英雄をやるとなったら違和感バリバリだったと思うのだけど、いい意味での普通の人感。
大泉洋が車の後部座席に乗っているシーンがあるのだけど、「あれ、水曜どうでしょうかな?」と思っちゃうのだ。
比呂美はちょっとイメージと違う
鈴木英雄と一緒に逃げる女子高生・比呂美は有村架純が演じている。 だいぶ美人さんがやったなーと思う。
登場シーンも原作とは違うんだけど、時間的にしょうがないのだろうなあ。
長澤まさみ、いいね
藪こと小田つぐみを演じるのは長澤まさみ。一番違和感のないキャスティングだった。
ナイス美人である。
【本日の一枚】
比呂美と藪。#アイアムアヒーロー #ZQN pic.twitter.com/nugKpNmh5P— 映画『アイアムアヒーロー』 (@iamaheromovie) 2016年4月15日
そんなにがっつりZQNを描写するのか…!
最も原作通りに再現されていたのがZQNなのである。
目の動きがおかしかったり、よくわからないことを口走っていたり、血管が浮き出ていたり…
人間としてはあり得ない動きをするZQNに関してはCGで描写されているのだろうけど、それにしたって生々しい。
不気味の谷ではないけれど、人型なんだけど明らかに人ではない。そういうものから感じられる恐怖がものすごい。
登場するときも急に出てきたりするので、何度かイスの上で飛び上がってしまった。
ああ、恐ろしい…
続編を観にいこうと思う
原作の途中までしか描かれていないので、絶対に続編はあると思う*2。
たぶん続編は観にいくと思うし、原作も追っていくと思う。
だけど、今回の映画をもう一度観るかというと…たぶん観ない。いや、観られない。
だって怖いんだもの。