路上ライブの話

仕事の行き帰りで電車が止まる事態がここ3ヶ月で3回ほど発生している。
月1で止まられている計算だけど、逆に考えれば月に20日ちょっと出勤している内の19日は大丈夫なわけだ。95%は大丈夫なのだ。うん。だいたいセーフじゃないか。

数日前にも電車が止まった。わざわざ隠すこともないので書いてしまうけれど、踏切で車が脱輪して立ち往生。Twitterを見ていたら現場の写真が流れてきたのだけど、もう2年近く運転していないペーパードライバーの僕でも「どう運転したらそうなるんだよ」というツッコミを抑えきれないような、あまりにも豪快すぎる脱輪であった。
夜に1時間だけ電車が止まるというのは、非常に中途半端である。「今日はもう運転できません」だったら諦めも付くのだけど、1時間というのは実に中途半端だ。
本屋はすでに閉まっている、映画を観るような時間も無い。やることがない。

仕方なくスマホをボンヤリ眺めていたら、少し離れたところからビートルズの「Lovely Rita」が聞こえてきた。周りを見渡してみると、ストリートミュージシャンの方が演奏をしているではないですか。

ビートルズの曲が街中で聞こえてくることは数多くあれど、「Lovely Rita」ですよ。サージェントペパーズは有名でも、この曲を街中に流すことってあんまり無いじゃないですか。
気になって近付いてみると、その名もずばり「本厚木ビートルズオヤジ」という。まさにドが付くストレートな名前。

ビートルズのカバーを主にやっている方らしく、ハスキーボイスが渋い!

探してみたらYouTubeに動画が上がっていたので掲載。

www.youtube.com

僕はビートルズのカバーをあんまり好かない部分があって、それこそOasisがやってるのとか、エリック・クラプトンが演奏しているのはいいけど、それ以外は…なんて思ってたんだけど…かっこよかったんだよね…
生音・生歌でビートルズカバーを、外で聞けるという体験は結構感動的なものです。

人生で二度目、路上ミュージシャンの方には初めての「投げ銭」なるものをして、ビートルズナンバーをリクエスト。「Blackbird」や「Doctor Robert」「You’ve Got To Hide Your Love Away」を演奏していただいた。いやはや、選曲も渋いじゃないですか。
他にもOasisの「Don’t Look Back in Anger」だったり、20世紀少年の「ボブレノン」の演奏を聴いていたら、ちょうど電車が復活した。

電車内にはなかなか復旧しなかったことに対する不満が溢れていたのだけど、僕はちょっとだけ得をした気がしていた。
また聴きたいなあ。あと、写真撮ってみたい。

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