「役人が大学に補助金を出して、息子を大学にねじ込んだ」という、役人と学校が癒着していたお話かと思われたあのニュース。今日日、三流ドラマでもやらないよ…と思っていたら話がどんどんと加速して「女子受験者の点数を一律で減点していた」という話まで明るみに出ている。
とんでもない話もあるものだ。だって21世紀ですよ。平成が終わるんだよ?昭和どころか明治維新も来ていないような頭の持ち主がかなりたくさんいるのだろう。クラクラする。
クラクラしながらもおぼろげに思い出したことがある。小学校や中学校の頃にいた、成績優秀・一芸も二芸もあるタイプの女子達だ。たぶんどこの学校にも、どこの学年にもそういう女子はいると思う。
多くの場合は小学校の頃にピアノをやっていたりして、中学で吹奏楽部に入るというのが僕の中での勝手すぎるイメージだ。生徒会に所属していたりして、その後自分が受験を検討したこともないような高校に行って、それ以降の消息はほとんどわからない。
彼女達と特段仲がよかったり、なにか思い出があるわけではないのだけど、ここ数日なんとなく彼女達のことを思い出してしまう。
彼女達は才能もあったけれど、それ以上に間違いなく努力家であったのだと想像している。全国に遍在しているであろう彼女達の中に医学部を志した人がいただろうし、そういう人の努力を「性別」という理由で軽んじた今回のお話には呆れかえるしかない。ただ悲しい。