カビキラー、すさまじい名前である。キラーだもん。
季節のせいか、風呂の壁に黒い斑点ができていたりする。通常の洗剤を使ってもいいんだけど、しつこい汚れに対してはカビキラーを使ったりする。
大量に散布することはないのだけど、二、三回スプレーするだけでもう結構やばい臭いがする。窓を開けて、風呂場のドアを開けて、換気扇を回して…という防御策を使っても刺激臭が残る。あの、なんとも食欲をなくす臭いはなんなんだろうね。カビキラーダイエットとか流行ったりして。
「5分で根に効く」なんて書いてあるけれど、そんなに長々とあの刺激臭の立ちこめる風呂場にいたら危なくてしかたないと本能が告げてくる。スプレーをしたらすぐに退避だ。
主成分はどうやら次亜鉛酸ナトリウム。プールの臭いのアレである。アルカリ性のアレである。
「混ぜるな危険」なんて書いてあるけれど、あれを意図的ではなく混ぜてしまう人っているのだろうか。ネコをレンジで乾かそうとする人がいるくらいだから大書しておくべきなんだろうけど。
でも、あんな思わせぶりな文を書いちゃうと、子どもが実験感覚で混ぜちゃったりするのかもしれない。もっと具体的に書いた方がいいのか…でも具体的に書いても小さい子には伝わらないのか…
とにもかくにも、僕は今日もカビキラーと戦っている。毎日使うわけではないのが救いである。