ある日の夜中、急に「マイナンバーカード作ろうかな…」と思い立った。
思い立ったが吉日、ということでその場で最初の申し込みをしたのが11月の中頃。数日前に市役所に受け取りにいったのでちょうど、1ヶ月弱で発行が完了したことになる。たぶん市町村の規模などなどによって変わってくると思うのだけど。
最初の申し込みから、写真や登録情報の入力まではパソコンとスマホで完結し、市役所に出向いたのは受け取りのみである。遅々としているが確かに進歩しているのだなあ。
どうやら、市町村によっては、まず申請書を役所に取りに行かなくてはいけないパターンもあるようなのだけど、ほとんどがネットで完結した自分のパターンについて書き記しておこうと思う。
市町村のページから申請
まずはマイナンバーカードの申請書の取り寄せから始まる。「マイナンバーカード ○○市」という感じでググれば申請ページが見つかるはず。きっと見つかるはず。
大概どこの自治体も空気感が00年代の無機質なウェブページでの申請となるのだけど、基本的に指示通りに入力していけば特になにも難しいことはないはず。
ちなみに通知カードについてきた「個人番号通知書」というのが手元にあれば、そこに記載されたQRコードから次のステップに進めるらしい。でも、ちゃんと保管してある人がどれくらいいるのだろうか…
個人番号カード交付申請書からネット申請
数日後に「個人番号カード交付申請書」なる封筒が届くので、その中のQRコードをスマホで読み取り、専用サイトから顔写真の登録や必要情報の入力を行う。
「わざわざ証明写真を撮りにいかなくてもいい」というのはネット申請の強みだと思う。極端な話、スマホで自撮りの写真でOKなのだ。
でも、やっぱりある程度の制約はある。
こちらの「マイナンバーカード総合サイト」(こんな名前だけどちゃんと公式のサイト)に顔写真の基準が記されているのだけど「背景に影のあるもの」はNGとなっている。中でも「背景に影のあるもの」がNGなのはわりと普通の環境では難しい気がする。
自分の場合は背景を白くするために冷蔵庫の前で自撮りをし、Photoshopで背景の影を消すことで対応した。素直に証明写真機まで行った方が楽かもしれない…
交付通知書を受け取り役所へ
自分のケースではだいたい2週間ちょっとで「交付通知書」が郵送されてきた。あとは記載された期日までに役所へ出向けばOKとなる。
今時ハンコが必要だったり、その他の身分証明書が必要だったりと若干の「ここまでウェブでやってきたのに…」感があるけれど、そこは広い心で手続きをしましょう。
知り合いは役所で2時間くらい待ち時間があったと聞いていたので、Netflixで映画をダウンロードしてから出向いたのだけど、オープニングでワーナーブラザーズのロゴが出てきたあたりで呼ばれてしまった。
やっぱりタイミングによるのだと思う。
実際に受け取ってみてどうなのか
以上がマイナンバーカードを作ってみた顛末なのだけど、最初から最後まで「結構ちゃんとしてるんだなあ」という印象がある。ネットで申請をできる部分あったり、なんだかんだで時代は進歩しているんだと実感した。
さて、発行したマイナンバーカードであるが、スマホで「マイナポイント」を申請して以降、完全に無用の長物と化している。
そのうち保険証と一体化する…というような話があるけれど、それまでは全くもって出番がなさそうである。なんだかなあ。