神奈川県民ならだいたい知っていると思われる箱根仙石原ススキ草原で写真撮影をしてきた。
東京ドーム4面分近い広大なススキ草原で、元々はカルデラ湖の一部だったのが干上がり湿地帯となってできたそうな。
ちょうど見頃の時期ということで、こういう状況下の平日昼間でも結構賑わっていた。さすが箱根だ。これでも例年に比べればかなり落ち着いている方らしい。
夕焼けで金色に輝くススキを狙ってはいたのだけど、山の天気は読めないもの。雲が多めのコンディションになってしまった。
まあ、そのおかげかフィルムシミュレーションの「CLASSIC Neg.」がすこぶる調子が良くなった。これはこれで良いんじゃないか。
もちろん「Velvia」もいい感じの色乗り。やっぱり35mmF1.4との相性がいい。
こうやって見ると、同じ植物がこんなに繁茂しているのって、ちょっとだけ怖いかもしれない。植物には勝てないなあ。
そうこうしているうちに、太陽が厚い雲に隠れてしまった。このまま日没を迎えることになる。
左右に広がるススキを、ただただまっすぐに突っ切る歩道。それだけなのに観光名所になっているのがすごい。
辺りが暗くなってもしっかりとピントが合うのがX-Pro3の強いところ。
高感度でノイズが心配になるけど、どうせフィルムシミュレーションで粒状感を出すからそれも味になってしまうというのがこのカメラのずるくていいところだと思う。ISO3200でもこの通り。
完全に日が沈みました。
冒頭から最後の写真までちょうど2時間くらい粘ってみたんだけど、いやー楽しかった。