テキストマイニングネタである。前回はTwitterでの自分のつぶやきを解析してみたのだけど、今回はスガシカオの歌詞をテキストマイニングしてみた。
スガシカオに特徴的な歌詞・言葉を分析しようと試みた記事である。
d=”マテメソ”>マテメソ
オリジナルアルバムに収録されている曲の歌詞を使用した。
スガシカオは「Clover」「Family」「Sweet」「4Flusher」「SMILE」「TIME」「PARADE」「FUNKAHOLiC」「FUNKASTiC」「THE LAST」の10枚から115曲を使用した。
また、テキストマイニングには「KH Corder」を使用した。
d=”頻出語について”>頻出語について
115曲における頻出語から50語を抜き出してみた。
トップに来るのは
- 今
- 明日
- 見る
- 思う
- 言葉
の5語。スガシカオが歌っているのは「今」だったのだ*1!
「今」と「明日」がスガシカオの歌詞の軸にあるようだ。思ったより明るい言葉である。
「今」が含まれる印象的な歌詞としては
愛を歌うために何をしておくべきかなんて
今さら真剣になってちょっと考えちゃうけど
さんざんほっといて逃げ倒すだけ逃げといて
どんなツラさげて今歌えばいいんだろう
「ヒットチャートをかけぬけろ」
デビュー曲である「ヒットチャートをかけぬけろ」の一節である。 「今」を歌っている曲…というイメージからは若干暗いイメージがある。
いつかこの街のどこかで君と偶然出会っても
何を話したらいいのか今でもよくわからない
「Happy Birthday」
名探偵コナンの劇場版第一弾のエンディングに使われたこの曲もそうである。
明るいイメージではない。
続いては「明日」
君の明日が醜くゆがんでも
「黄金の月」
あ、ゆがんじゃうのね
“明日から僕はちゃんとするよ”何ひとつできやしないのに
「ひとりごと」
うーむ
ここに挙げた歌詞意外には明るいものもあるのだけど、だいたいが上記のような感じである。
d=”共起ネットワークによる言葉のつながり”>共起ネットワークによる言葉のつながり
続いて語句同士の関係性を表す共起ネットワークを見てみる。
このネットワーク図を見ていると歌詞の断片のようなモノが見えてくるはず。
スガシカオの歌詞は
「女」の「体」に「キス」するものであり、
「友達」はなにかを「言う」ものであり、
「明日」に「サヨナラ」するものであり、
「人」も「声」も消えてしまうモノなのである。
テキストマイニング、難しい
テキストマイニングによるざっくりとした歌詞の解析を行ってみた。
スガシカオのスガシカオっぽい歌詞をなんとなくは抽出できたんじゃないかと思う。
これ以外にも「スガシカオは暗いのか明るいのか」というような分析もしてみたのだが、他のアーティストと比べてみないことには結論はできなさそうである。
あと、テキストマイニングというのが、どれくらいの分量の文章に対して有効なのかとか、そういったこともいろいろやっていけばぼんやりと見えていくんじゃないかとは思うのだけど…
まだまだ奥が深そうだなあ。
*1:ちなみに「今日」とかに含まれる「今」はカウントされていない