まとめサイトみたいな記事タイトルを使ってみたのだけど、中身は「まとめサイトのタイトルを解析してみた」という内容だ。タイトル通り!
まとめサイトあるある?として「マスコミは偏向報道をする!真実はネットにしかない!」なんて話はよく聞く。
そんなもん人間がやってるんだからある程度は当たり前だと思う。ネット真実があるかどうかは知らないけれど、マスコミをマスゴミと呼ぶ人達が愛してやまないまとめサイト自体はどれだけ偏っているの?というのがこの記事の趣旨である。まとめサイトの偏りだったり誤りは色々なところで語られてるものの、見える形で出ているのはあまり見たことがない。
そんなわけで、僕が選ぶアレなまとめサイト4選、は○ま、J○N、保○速、ハム速の4サイトから新しい記事500本ずつ、合計2000本の記事タイトルを抽出してテキストマイニングをかけてみた。おかげでクリップボードがとんでもないことになってしまったのだけど、必要な犠牲だったのだよ。
ちなみにこの記事では、まとめサイトの記事の内容には踏み込んでいない。内容の正誤については、詳しい人がボコボコに書いているはずなので検索してみてほしい。あくまで書かれている傾向についてのお話だ。
3月11日のお昼頃、4つのサイトから記事タイトルを新着から順に500本分コピーしてきて、KH Coderで分析した。 作成したテキストファイルはこちらから。使いたい方は保存して使ってね。
それぞれのサイトで使われている言葉、その出現率をまとめたのがこの表である。テキストとして出すのが難しいので画像形式。
は○まとJ○Nにある「ニンテンドー」というのは「ニンテンドースイッチ」のことである。時節柄だろうか。
これだけでもなんとなくの傾向は見えてくるのではないかと思うのだけど、やはり「w」が最多登場である。
さて、これらの語から見えてくるそれぞれのまとめサイトの立ち位置について。
なんとなく結果は見えていたのだけど、かなりくっきり分かれたのが見えるのではないだろうか。
(0,0)地点に近いほど、4つのサイトによく含まれている語である。は○まとJ○Nはゲーム、保○速は政治や外交、ハ○速は…自分とネコ語りを多くまとめているらしい。
この図を見ると、まとめサイトに出てくる話題のほとんどは、ゲームかアニメか外交・民族ネタであることがハッキリと見えてくる。
さらに保○速について見てみると、こんな感じ。
まあ、これでも偏ってないという人はいるのだろうけどね。うん。東アジアとアメリカの話くらいしかないけど。
さて、冒頭でも述べたように、それぞれの記事の内容にはツッコミを入れないでいくが、いくつかの検証でわかったこと、まとめサイトが話題にしているのは、ゲームかアニメか、自分語り。あとは東アジアの外交問題くらいだ。
マスコミが報じない真実!というのは、こんなもんなのだ。あまりにも世間が狭いというか、内容が異様に偏っているように見えるのは気のせいだろうか?
こんな内容でよくマスコミを批判できたもんである。
ちなみにまとめサイトによくある、速報・悲報・朗報がそれぞれのサイトにどれだけ含まれているかを表したのがこの図だ。
なんとなくそれぞれのサイトの方向性が表れているような感じもする。
もっと踏み込め!と思う方はこちらのテキストを使ってもうちょっと詳しく解析してみてくだされ。