非常事態ということで、なんだか知らんがふんわりと、しかしはっきりと、外出することが悪という空気が流れ始めている。
幸運にも仕事にそこまで大きな被害がなく、元々が断然インドア派であることが幸いし、外出を自粛することにそこまでのストレスは感じられない。
どうやら自分が仕事以外で外出したのは、3月の終わりが最後らしい。もう1ヶ月以上、レジャーに類することをしていないのだ。
休みの日は延々とボケッと過ごしてきた。買い物は通販と仕事帰りで事足りている。
そんな日々を過ごしていると、コミュニケーション能力というのが徐々に失われていくのを感じ取ることができる。
職場以外の人と声を出してしゃべる機会はもはやゼロに等しい。これは極めて不健全なことである。職場を心の拠り所にするというのは危険な兆候だ。こういう状況では仕方ないけれど。
4月中に仕事外で会話をした人数を指折り数えたところ、片手の指で収まってしまった。
とりあえずカメラを持ってどこかに行きたいという気持ちがある。
人としゃべらないのは耐えられるけど、写真を撮れないのはなかなか寂しい。ついでに言えばレンズも欲しい。さっさと給付金が来たらいいなあ。