中学校1年の時に体育の授業で柔道を選択したところから、僕と腰痛の付き合いは始まってしまった。
たしか、大外刈りの練習をしているときに、柔道部のやつから全然違う技をかけられて受け身を取ることもできずにぶっ倒れてしまい、そこからたまに腰が痛い。
担当教員も柔道部顧問であったが、明らかに違う技で未経験者が投げ飛ばされ、明らかに腰を痛めているのに何かコメントをしていた記憶はない。武道をやっていれば精神も成熟するのだ、というのは大嘘である。
という20年くらい前の出来事と、武道をやっている人に対する呪詛から始まってしまったのだけど、数年ぶりに腰を痛めてしまった。
就職して以来3年に一度くらいのペースで腰の痛みに襲われているが、今回が一番症状がひどかった。
受傷
わりと朝方、物を取ろうとして屈んだところで、上半身がカクンと滑るように動いた気がした。膝カックンを喰らったときと似たような感覚だ。
その瞬間は痛みを感じなかったのだけど、長年の腰痛経験から「これはやってしまったなあ…」と膝を突いて痛みを待ち構えていたところ、ものの10秒くらいで腰に痛みを感じて、立ち上がるのは辛いがなんとか歩ける…という状態になってしまった。
この時点ではそこまで痛烈な痛みを感じたわけではなかったので、「今回はそこまでひどくないパターンか…?」とうっすら希望を持っていたのだけど、その後がひどかったのである。
悪化
念のため近所の整骨院に行き、ある程度の施術をしてもらった後に自宅に帰って安静にしていたのだけど、状況は悪化の一途を辿る。
布団に横になっていたのだけど、6時間くらいが経って夕方になったあたりで自分が起き上がれなくなっていることに気が付いた。いや、寝相を変えることすらできなくなっていた。
体の右側を下にして寝転んだ状態から仰向けになろうとしても少し体をひねった時点で痛くて声が漏れる。
ならばうつ伏せに…と思っても今度は胴体の下に右腕を通す…ということができないのだ。絶望。
手元のスマートフォンで「ぎっくり腰 起き上がり方」でYouTubeを検索するも「まずはうつ伏せになりましょう」と言われてしまう。まずうつ伏せになれないのである。
痛みに耐えながらなんとか無理矢理胴体の下に右腕を通すことに成功、腕の力を使って上半身を起こす…腰が少しでも動くと思わず呻いてしまう…なんとか四つん這いになるも呻き散らす…ようやっと起き上がった時には、なんと30分が過ぎ去っていた。
たぶんあの映像をCG化したら「極めて何か生命に対する侮辱を感じます」というコメントを宮崎駿から頂戴しただろう。ただ腰が痛いだけである。
長期化
次の日には2分半くらいで起き上がれるようになり、結構早く回復できるかも…という希望を抱いたのだけどその後2日にわたって同じような状況が続く。
しかもなぜかお腹を下し、トイレとお友達に。お腹痛いときは痛み止めを飲めないし…踏んだり蹴ったりである。
3日目くらいでだいぶ痛みは改善して、なんとかスローに日常生活を遅れる程度には回復をしたのだけど、やっぱりおっかないというか、必要以上にビクビクしながら過ごしている。
治りかけで調子に乗ると、また同じところを痛めて慢性化するよ…という話もあるので、コルセットと痛み止めを使ってなんとか人間らしい最低限度の生活を送らなくてはいけない。
教訓:体育の授業で柔道部と一緒に柔道をしてはいけない。
ただ眠いんだ 