「Kagi」2026年5月中旬アップデート紹介:Search APIがパブリックプレビューに、Privacy Pass改良・Translateモバイルに新機能

Kagi Search APIがパブリックプレビュー開始。Privacy Passにシークレットモード限定機能が追加。Translateモバイルアプリも強化された2026年5月中旬アップデートの解説。

「Kagi」2026年5月中旬アップデート紹介:Search APIがパブリックプレビューに、Privacy Pass改良・Translateモバイルに新機能

有料検索エンジン「Kagi」のアップデート報告シリーズ、今回は2026年5月21日頃に公開された最新情報を解説します。
今週の目玉は、なんといってもSearch APIのパブリックプレビュー開始。 開発者にとっては待望の機能だけど、一般ユーザー向けにもプライバシー保護をさらに強化する「Privacy Pass」の改善など、Kagiらしい「こだわり」が詰まったアップデートになっています。

Kagi Search API:開発者向けにパブリックプレビューが開始!

先月末に予告されていた Kagi Search API が、ついに誰でも試せるパブリックプレビューとして開放されました。

  • 広範な検索対象: ウェブ、画像、動画、ニュース、ポッドキャストの検索結果をAPI経由で取得可能です。
  • 既存ユーザーへの特典: 購読者には5ドル分のAPIクレジットが自動で付与されており、すぐにテストできます。
  • 自分好みの検索結果をアプリに: Kagiアカウントに紐づいた「レンズ」や「ドメインのランク付け(Uprank/Downrank)」、ブロックリストの設定が反映されます。

単なる検索エンジンAPIではなく、「自分が育てた(フィルタリングした)検索結果」を自作のツールやAIに組み込めるのがKagiならではの強みですね。

Kagi Search:プライバシー保護と使い勝手の向上

検索本体では、匿名性を高めるブラウザ拡張機能「Privacy Pass」に重要なアップデートが入りました。

  • Privacy Passに「シークレットウィンドウのみ」モードの追加: 通常時はパーソナライズされた結果を使いつつ、より匿名性を高めたいシークレットモード時だけ拡張機能を有効にする、といった使い分けが可能になりました。
  • 画像・動画・ポッドキャストの地域選択: 検索結果の地域指定がこれらのカテゴリでも利用可能になりました。
  • 多数のバグ修正: 辞書の定義ミス(dingyの定義など)や、マップ検索でクエリなしだと「Undefined」と検索されてしまう問題、YouTube動画の重複表示などが修正されています。

Kagi Assistant & Translate:モバイルアプリが急成長中

AIアシスタントと翻訳機能も、実用的な手入れが続いています。

Assistant(AIアシスタント)

  • 同名ファイルの識別改善: 同じ名前のファイルを複数アップロードした際に、モデルが区別できない問題に対応しました。
  • 出力の安定化: ワークブロックを多用した際に応答が止まってしまう問題が修正されました。

Kagi Translate(翻訳)

モバイルアプリ(iOS/Android)が大幅にパワーアップしています。

  • カスタム言語への対応や、代替訳の解説表示(なぜその訳になったかのヒント)が可能になりました。
  • 辞書モードの単語提案や、アプリアイコンからのショートカットに対応。

まとめ

今回はAPIの開放という大きな転換点と、「Privacy Pass」の強化によるプライバシーへのさらなる傾倒が印象的なアップデート。
特に「シークレットモード時だけ匿名化」という機能は、ユーザーの「便利さ」と「プライバシー」の絶妙なバランスを突いてくるKagiらしい配慮だと感じます。試してみよーっと。