部屋が決まってしまった

賃貸選びは結局、理想の90%で妥協し、隣近所はガチャで決まる。実家脱出記。

部屋が決まってしまった
Photo by engin akyurt / Unsplash

実家エクソダス計画が着々と進んでいる。いよいよ不動産屋へ出向き、内見までしてしまった。
失礼を承知で言えば、不動産業界、そこにいる人々に得体の知れなさを感じている。土地ってなんなんだろう。そこになぜ権利が発生するのだろう。なぜそこに居住するのにお金がかかるのだろう…たぶん、ドラマの『地面師』をみたのがいけないんだと思う。
そんなことを考えながら、不動産屋を訪れた。世に言う内見という儀式である。20年前ならいざ知らず、インターネットの不動産サイトが発達しまくった今、これは儀式と呼んでも差し支えがないだろうと思う。

担当の方が付き、事前に伝えておいた気になる物件をおさらいしながら、初期費用の話をする。山盛りのフルーツが目の前に置かれて、大きな葉っぱのようなうちわであおがれるのかと思ったが、そんなことはなかった。
それぞれの物件のメリットデメリットを確認しつつ、内見に向かう物件を決めて車で送ってもらう。

HOME'Sで見ていてかなりいい感じで、一番有力だと思っていたんだけど、ある日お気に入りリストから消えていて「決まっちゃったのかー」と思ったら一週間後くらいに復活するという謎の現象が起こった物件だ。担当者に聞いてみたところ前の人の「審査落ち」が原因らしい。おそろしい話だ。自分だったら「審査落ちです」なんて言われたらしばらく立ち直れないだろう。実家にいる期間が長引いてしまうかもしれない。
最近だとスマホの債務が残っているのにそのスマホを売りに出して、いろいろブラックリストに載ってしまう…なんて話も聞く。皆さん気をつけましょう。

結局、その物件が理想の条件の90%くらいを満たしていたため、そこに決めることとした。残りの10%は家賃が理想より少しだけ高かったくらいである。
「70~80%で妥協せよ」という賃貸を選ぶ際の心得があるらしいので、90%も一致したなら即決するべきなのだろう。家賃に関してはまあ、なんとかなるはず…

そんなわけで内見の儀は数時間で完了した。
ちょっとだけビビっていた審査も無事に通過し、入居することが決まった。決まってしまった。
あとはお盆が明けたらハンコを押しに行くだけだ。初期費用に関しては泣きながら振り込んだ。

内見の時は静かだった隣近所が普通の人であることを祈るばかりである。こればっかりは本当にガチャだからね。