1年ぶりくらいに、渋谷のLOFT9で開催されるトークイベントに参加してきた。その名も「渋谷いきもの会議」である。
出演者はワクサカソウヘイ、品田遊、平井まさあきの3名。
顔を合わせば「生き物」に関するお喋りが止まらなくなるという習性を持ったホモサピエンスが三匹、渋谷に集結。互いに持ち寄った数々の「生き物」に対する情熱と分析を、プレゼンや雑談、時に遠吠えでぶつけ合います。
…という触れ込みのトークライブ。
「会議」と銘打ってあるけど、これは「いきものたちの中打ち上げ」である…というワクサカさんの宣言に始まり乾杯の音頭は「生きとしー?」「生けるものー!」という謎の空間。文法的におかしい気もするが、気にしてはいけない。
ワクサカさんの「ヤバい動物園2018」に始まり、「泣ける鳥」、「スッポン釣り」の話。平井さんの「ダイオウホウズキイカ」「カンブリア紀の生き物」の話。そして品田さんの「コアラをもう一度考える」、「ネコ散歩」…
とにかく「生き物をこうやって捉えてるのか!」という視点のおもしろさに圧倒される3時間であった。
特に「コアラをもう一度考える」は衝撃的だった。今までコアラに抱いてきた感情を揺さぶられるというか、突き動かされるというか…
実際にどういう話があったかはここでは書かないけれど、以下に載せるコアラの画像からなんとなく感じ取ってもらえれば幸いだ。
…なんらかのコアラに対して浮かび上がる感情があっただろうか。
第二部では少女漫画誌「Cheese!」の編集長である畑中雅美さんと「モテる」についての話が入る。モテるというのはいきものにとって大切なことなのだ。
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「ドラえもんのしずかちゃん、のび太が仲間はずれにされてても特に気にしなかったりするのひどくね?でも、ああいう女がモテるんです」という話から「男にちょっとした要求をする女、ミッションガールがモテる」などなど目からウロコというか、恋愛って大変なんだね…
そして「ちびまる子ちゃんの単行本未収録回を見て、さくらももこ先生を労る」という企画でフィナーレ。さくらももこさんだって生き物なのだから、正当な企画である。
仕事が立て込んで、だいぶサイケデリックな感じになっちゃったちび丸ちゃんの幻のエピソード。まる子の夢の中の話とはいえサクッと小杉が死んでしまうあたりに、イベントの記憶の大部分を持って行かれてしまった気がする。
最後にワクサカさんの『変な鳥 ヤバい鳥 どでか図鑑』を物販で購入。サインをいただいてみたりした。
ワクサカさんと近い距離でお話しして思ったのだけど、ワクサカさんってちびまる子ちゃんに出てきそうな感じがしますね。
- 作者: ワクサカソウヘイ
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「今度はいきもの忘年会をやりたい」というような話があったので、それを楽しみに生きていこうと思います。