楽天モバイルを使って生活してみた ~神奈川の片隅で~

楽天モバイルを契約して早1年半ほどが経過したのだけど、この11月からメイン回線として使用してみることにした。

ここ半年ほどはスマートフォンの中に楽天のSIMを入れて、モバイルルーターにmineoのデータSIMを入れることで過ごしてきた。
この組み合わせであれば楽天モバイルの使用量は0円。mineoで20GB使っても2,000円以内に収まり、かなりコスパが良く、さらにdocomo回線を使うので安定性も○という、なかなか良い環境であった。

しかしPixel 6 Proに乗り換えてeSIMを使えるようになったわけで、そうなってくると使ってみたくなるのが人情である。
mineoを解約し、代わりに基本使用料が無料のpovo2.0のeSIMを契約した。
基本的には楽天モバイルを使い、バックアップ回線としてpovoを確保。これで通信障害が発生しても大丈夫だ。

さあ、2021年11月時点、楽天モバイルのみでスマホライフはどうなるのか。半月ほど経ったのでいろいろと書き残しておこうと思う。

注意

この記事が公開される2021年11月15日現在、Pixel 6 Proは楽天モバイルの公式対応端末ではありません。
実際に運用するのは自己責任でお願いします。

実際、楽天モバイルのみで暮らしてみてどうなのか

屋外であれば問題なく電波が届いている

半導体不足の影響かエリアの拡大が鈍化しているように見える楽天モバイルだけど、とりあえず神奈川県内であればかなりのエリアをカバーできている。
市街地の屋外であれば楽天モバイルの電波が届かないことはかなり少なくなっているように感じている。ローミングにつながることは稀である。登山趣味がある人以外はわりと大丈夫じゃないかな。

サービスが始まってすぐの頃は、歩道橋の下にあるバス停で電波が入らなかったり、電車の中でつながらなかったりしたので、長足の進歩といっても良いんじゃないだろうか。
基準がだいぶ緩くなっていることは自覚しております。

屋内はまだ厳しい場所が散見される

一方で屋内の電波状況はちょっと厳しい部分がある。

LTE回線チェッカーというアプリで記録した回線の切り替わりの履歴である。日常的に過ごす中では職場が一番電波状況が悪いのだけど、仕事中のデータである。
切り替わった時刻を見てみると、短いときでは数十秒に一度回線が切り替わっている。建物内で移動をすると回線が切り替わるし、同じ部屋にいても切り替わることもしばしばだ。

加えて、大きな建物の奥まったところだと電波が届きづらいことがある。大きめの商業施設だと、奥の方までいくと電波強度が青息吐息…ということが起こったりする。

また、電波をつかんでいるにもかかわらず、少しの間通信ができないことがある(俗にいうパケ詰まり)。一度通信が始まると快調なんだけどね。
他の通信キャリアでもまま起きることではあるけれど、ちょっとだけ発生頻度が高いかな?という印象がある。
さすがに4G回線がBand3だけだと厳しい部分があるのだろうと推察する。今後楽天モバイルの5Gがどの程度のスピードで広がっていくのかはわからないけれど、そちらに期待といったところだろうか…

結構ちゃんと生活できている

いくつかの問題はあるにせよ、結構なんとかなっている、そんな感想だ。

せっかくPixelを使っているんだから、「通話スクリーニング」とか使いたい!と思ったり、迷惑電話の着信拒否ができなかったり(これは一刻も早く楽天Linkでできるようになってくれと思う)と、まだまだ頑張ってほしい部分はたくさんあるんだけどね…

向き不向きがあると思うし、「携帯会社乗り換えたいんだけど、どこがいい?」と聞かれても現時点で積極的に勧めることはしない。
それでもなかなかおもしろい体験ができているので、もうちょっと推移を見守れたらいいかなと思っている。

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