「汗とおる君」を使うと大汗かきでもリュックがビショビショにならない

大汗かきはリュックを使えない

自他共に認める大汗かきである。
どれくらい汗をかくかといえば、20分も外を歩けばシャツを絞れるレベル。ひとしきり歩いた後に人に会うと「夕立にでも遭った?」と聞かれるくらいビショビショになる。

汗を大量にかくことで損をした経験は枚挙に暇がないのだけど、一番損をしているなと思うのは「リュックサックを背負うと、リュックサックまで汗まみれになる」ということだろうか。
学生の頃は荷物が多くてリュックサックを使用せざるを得ず、ひどいときにはリュックサックの中までしっとりしていた。毎日ファブリーズ、月1くらいで洗濯をしないといけない。そんな生活を送っていた。

社会人になってからは主に肩掛けバッグを使用していたのだけど、やはりどうしても運べる重量に限りがある+片側に重さが寄るので腰へのダメージがあり、何度かリュックサックへの移行を画策してみたのだけど、やっぱり汗問題で及び腰になってしまう。
なんとか汗のことを気にせずにリュックサックを使うことができないか。

「汗とおる君」との出会い

調べていたら「汗とおる君」なる商品が販売されていることを知った。
最初は「なんだそのふざけた名前は」と思って侮っていたのだけど、調べてみたら登山をする人のブログでも紹介されていた。僕は登山家の言うことは信じられるという謎の偏見がある。登山用品も信仰している。
というわけですごい名前の「汗とおる君」を買ってみたのだった。

「汗とおる君」の仕組みは非常にシンプル。通気性のあるパネルが1 cmちょいの間隔で2枚貼り合わせられている。
この隙間が汗まみれの背中とリュックが密着しないようにしてくれている。それだけだ!

いい感じに図解しようとしたらあまりにもシンプルすぎたので、無駄にオブジェクトを配置してしまった。
この隙間が蒸れを防ぎ、リュックへの汗の付着を減らしてくれる…というのが「汗とおる君」の神髄である。非常にシンプルで気持ちがいい。

一ヶ月使ってみてどうなのか

汗とおる君
リュックが濡れない度
 (4.5)
背負い心地度
 (3.5)
涼しい度
 (2)
構造シンプル度
 (5)

そんなシンプルな「汗とおる君」であるが、6月の終わりに使い始めて一ヶ月が経過した。そのシンプルな仕組みはしっかり機能するのか?

見た目にはそこそこのインパクトがあると言える。強そう。

リュックに汗の付着ほぼなし!

もうびっくりするのだけど、夏の陽気の中を20分歩いてリュックを下ろしても、リュックがほぼ濡れていない!というのは、自分にとっては間違いなく快挙である。
物理的に遮蔽物を置いて距離を取れば、汗はリュックサックに付かないのである!考えてみれば当たり前のことなんだけど、これを製品化されているというのが嬉しい。世の中は汗かきを見捨ててはいなかった。

もちろん、100%リュックに汗が付いていない…というわけではないのだけど、ほとんど誤差みたいなものだ。
5分も置いておけば自然に乾燥するレベルだし、なにより一ヶ月が経過してリュックから汗の臭いがまったくといって良いほど感じられない。これはけっこう感動ものですよ。

背負い心地は若干の違和感あり?かな?

まあ、さすがに背中とリュックの間に板を入れているようなものなので、リュックサック本来の背負い心地とは若干の違いは出てきてしまう。
特に背負うとき・下ろすときに「汗とおる君」がちょっと邪魔だなあと感じることはある。
しかし、一度背負ってしまえば大丈夫。少しだけリュックサックよりは固いけれど、特に変な感じを受けることはないと思う。

なにより、違和感よりもメリットの方が大きいので無問題である。

リュックサックを敬遠する大汗かきに

一ヶ月間(しかも夏場)、なんの問題もなくリュックサックを背負うことができたのは完全に「汗とおる君」のおかげである。世の中は汗かきを見捨ててはいなかったのだ。

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