Xperia 1 IIを「Rakuten UN-LIMIT」で使って2週間が経過した

SONYからついにSIMフリーのXperiaが出る!しかもフラグシップのXperia 1 IIも出る!という情報が出たのが8月。それから悩みに悩んだのだけど…いやー買っちゃうよね。
数ヶ月前になんちゃってSIMフリーのXperia 1でミスを犯した身としては、ちょっと罪悪感というか「今年何台スマホを買うんだよ」という心の声が聞こえなくもなかったけど、この端末にはそれを振り払うだけの魅力がある。

Xperia 1 II(XQ-AT42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

折しも使っていたAQUOS R5Gが2020年のフラグシップスマホとは思えない「頻繁にWi-Fiを掴まなくなる」という不具合に見舞われていたこともあって、お悩み期間1ヶ月ほどで予約購入と相成った。なんだよ、Wi-Fi掴まないって。10年前でもなかなかないぞ。

注意
2020年11月17日現在、Xperia 1 IIは楽天モバイルのサポート端末ではありません!自己責任で運用してください!

ガジェットとして魅力的すぎる

もう、縦長のディスプレイに完全にやられた。21:9のアスペクト比は、他のスマホにはない。

縦長だからこそできるマルチウインドウ

他のスマホではオマケ程度にしか機能しないことも多いマルチウインドウも快適だ。YouTubeを見ながらChromeやらLINEやらTwitterを動かすことも朝飯前。
さすがSnapdragon 865 5Gを搭載しているだけのことはある。

画面の縁をダブルタップしたりスワイプしたりすることで、サイドセンスというXperia特有のランチャーを呼び出せるのも得点が高い。
ここからマルチウインドウの設定も呼び出せるのは本当によく考えられていると思う。

カメラ好きにはたまらないスマホ

この端末のウリのひとつであるカメラ機能も尖っている。「スマホが自動できれいな画像にしますよ!」という現在の主流からは一歩引いて「RAWで撮っておくんで、自分でお好み通り編集してください」というスタンスだ。ほとんどRAW撮影専用のようなPhotography Proなどというアプリまで用意されている。デジカメユーザーとしてはこんなに嬉しいことはない。

Adobe税を支払っているので、LightroomにRAWを投げて好き勝手に編集できるのだ。カメラ好きには絶対楽しいスマホだ。

上の2枚の画像は、「Photography Pro」で撮影し、編集も基本的にすべてスマホで済ませている(左下の撮影情報だけパソコンで表示させている)。意図を持って写真を撮るんだったら、こんなに楽しいスマホがあるだろうか。

「コンピュテーショナルフォトグラフィー」はとても意義のあることだと思うけれど、すべてがすべてそうなってほしいとは思わない。
もちろん普通にJPEG撮って出しでも問題ないレベルの画像は撮れるし。

キャリアから半年近く発売が遅れても、それでもこのハイエンド端末がSIMフリーというのは魅力だ。今使っているキャリアに飽きが来たら、なにも気にせずにMNPができるのだ。それだけでも素晴らしいことだよね…
ちなみにデュアルSIM対応なので、それだけでもいろいろと運用の可能性はあるはず。

楽天モバイルでの使用感

とりあえず、現状大きな問題なく使うことができている。
一度だけ楽天リンク経由で電話をかけられなくなったが、再起動で無事に解決した。

公式サイト上の対応状況一覧では、前モデルのXperia 1が楽天・au回線の自動切り替えに対応していない旨が書かれているが、自分の環境では楽天電波圏内に入ったときには切り替えができていた。どれだけ再現性があるかはわからないけれど…

参考 SIMフリー「Xperia 1 II (XQ-AT42)」デュアルSIM モデル、NTTドコモ / au / Softbank の5Gに対応。(楽天モバイルのみ通信方式の違いにより5G非対応。)ソニーが基本的に好き。

こちらのサイトにあるように、どうやら現状楽天の5G回線には未対応の様子。まあ、そもそも現状どこのキャリアも5Gのエリアなんてあってないようなものだから、そこまで痛手でもないけれど…今後のアップデートでどうにかなったら嬉しいなー程度の期待度。ま、どうしても5G使いたければMNPすればいいんだしね。

ガジェットが好きなら

まあ、万人にオススメできるスマホではないことは認めよう。とりあえずデカいし、値段もかなりのものだ。
今の時代ミドルレンジのスマホであっても、ある程度なんでもできてしまうことは間違いない。

それでもやっぱり、悲しいかなハイエンドに憧れてしまう人っていると思うんだけど、Xperia 1 IIというのは、そういう人のためのスマホだ。

あと、個人的にはSONYというこれまでガチガチにキャリアと組んできたメーカーが、SIMフリー端末を出したというところに拍手を送りたいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です