パンチパーマはどこから生まれるのだろう

そこそこ大きめで、そこそこ治安のよろしくない駅を利用している。
どれくらい治安がよろしくないかというと、つい先日リーゼント・学ランの下に赤いシャツという、昭和のステレオタイプチンピラを見かける程度には治安がよろしくない。
22時ごろに歩いていると、10台ほどで集団暴走している改造バイクを見かけるほどには治安がよろしくない。つっぱることが漢の…的価値観の人々は、2000年代から2010年代で絶滅してしまったのだと思ったらこんなところに生きていた。クニマスと同じカテゴリだ。

中学生・高校生くらいで特攻服を着ている子を見ると「ああ、なにかに憧れているんだな」と思う。
行儀良く真面目なんてできやしなく、この支配からの卒業を掲げ、俺はケンカ稼業で一本立ちしてやる。そんな気概を持っているのだろう。きっと。
おそらく普段から特攻服を着ているわけでもなかろう。制服の改造くらいはしていると思うけれど。中高生のヤンキーはギリギリ理解できなくもない。

これが50代くらいでパンチパーマのおっさんになってくると、途端にわからなくなってくる。普段はなにをして暮らしてらっしゃる…???
パンチパーマは仕方ないとしてだ、その薄い色のサングラスはどうなのよ。
イメージとしてはちょっと前に話題になったテコンドー協会とか、ボクシング協会の元会長みたいな感じ。ああいう風貌の人って、どういう心理でその格好をする決断をしたんだろう。

中高生ヤンキー達が数十年の時を経るとパンチパーマのおっさんになるのかというと、多分そう言うことではないと思う。
彼らの憧れの的がテコンドー協会元会長ってことはないだろう。ああいう大人のことを嫌ってつっぱってるんだろう。
おそらく。じゃあ、パンチパーマのおっさんというのはどこから発生するのだろう。自然発生?

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