テキストマイニングでみるシンガーソングライターが歌っていること…川谷絵音編

タイミング的にすげえゲスな感じがする。
勘違いしないでもらいたいのだけど、僕は「ゲスの極み乙女。」はわりと好きなのだ。
川谷絵音離婚の一報を聞いて「いっちょやってみるか!」とは思ったけれど、基本的にはゲスの極み乙女。が好きなのである。

何度も言うと怪しくなるから、これ以上は言わない方がよさそうである。

d=”マテメソ”>マテメソ

川谷絵音が作詞をしているバンドは「ゲスの極み乙女。」と「Indigo la end」の2つがある。それぞれのアルバム10枚からインストを除いた86曲の歌詞を使用した。
わりと最近出てきた感じがするのだけど、こんなに曲数があるとは。

ゲスの極み乙女。
「ドレスの脱ぎ方」「踊れないなら、ゲスになってしまえよ」「みんなノーマル」「魅力がすごいよ」「両成敗」の5枚

Indigo la end
「さようなら、素晴らしい世界」「渚にて」「夜に魔法をかけられて」「あの街レコード」「幸せが溢れたら」の5枚

テキストマイニングには「KH Corder」を使用した。

d=”頻出語について”>頻出語について

ゲス乙女 indigo la end
1 言う 忘れる
2 見る
3 今日 見る
4 言う
5 踊る 思い出す
6
7 思う 全部
8 待つ
9
10
11 両成敗
12 歌う 笑う
13 悪い 言葉
14 止まる 好き
15 待つ 聞く
16 忘れる
17 明日
18 知る
19 理想
20 愛す 考える
21 気付く 歌う
22 泣く
23 言葉
24 消える 今日
25 触れる
26
27 最後 離れる
28 怖い 逢える
29 自分 悪い
30 笑う
31 行く
32 最後
33 アイツ 明日
34 降る
35 辞める
36 少し 世界
37 届く 別に
38
39 愛す
40 泣ける 泣く
41 生きる 大丈夫
42 変わる
43
44 考える
45 シリアル 思う
46 シンガー 時間
47 ワルツ 消える
48 一緒 聞こえる
49 関係 歩く
50 終わる 覚える

こちらが頻出後トップ50である。2つのバンドのものを載せてみた。
ゲスの極み乙女。では

  • 言う
  • 見る
  • 今日
  • 踊る

indigo la endでは

  • 忘れる
  • 見る
  • 言う
  • 思い出す

がトップ5である。「言う」以外被っていないし、トップ50語で重複する言葉は25語。
これは他のアーティスト同士を比べたのとさほど変わらない程度の重複率であり、川谷絵音が2つのバンドをしっかりと分けて歌詞を書いていることが読み取れる。

ちなみに両者を合わせた場合のトップ5は

  • 言う
  • 見る
  • 忘れる

となる。

d=”語の関連性は”>語の関連性は?

語の関連性を共起ネットワークで見てみよう。

川谷共起ネットワーク

共起ネットワークから考えると、川谷絵音の歌詞は
「アイツ」を「考える」
「嘘」が「終わる」と「両成敗」
「全部」「忘れる」
「恋」を「夢」「見る」
ということになる。

え、チョイスが恣意的だなんてそんなそんな。

d=”ゲスの極み乙女とindigo-la-endの関係性は”>「ゲスの極み乙女。」と「indigo la end」の関係性は?

さて、対応分析を使って、2つのバンドの歌詞の関係性を見てみよう。
対応分析では原点に近い言葉がその2つに共通したもの、原点から離れるほど特徴的な語と判断できる。
今回は特徴的な語句トップ60を使用した。

川谷対応分析

結果が出た瞬間驚いたのだけど、原点付近に言葉が配置されていない!ということは「ゲスの極み乙女。」と「indigo la end」では歌詞に共通する特徴語が少ないと言うことになる。
代わりに各バンドでは特徴語が固まりになっている。

ちなみに別人同士で対応分析をしたとしてもこうなる。

奥スガ対応分析

原点付近に語句があるので「共通した特徴語」というのが検出されるのだ。
他のアーティストで試してもこのような傾向になる。

優柔不断と言われていたけど

例の騒動のあと、川谷絵音は優柔不断であるという報道をいくつか見た。
バンドを2つ掛け持ちしてるし、そういう騒動も起こしたし、優柔不断であるというのは間違っていないのだろうけれど、今回テキストマイニングをしてみた結果「2つの異なることを同時に独立して進めることができそう」という結論に至った。
まあ、それが幸せにつながるかどうかはわからないんだけど。

過去のテキストマイニング記事

blog.tadanemuinda.com

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